ぼくの短歌ノート
講談社 穂村 弘著 「ぼくの短歌ノート」 感想の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com 窓の外 「異変の予兆とその感受がある」作品集です。解説には 作中の<私>たちが「窓」や「ガラス」や「硝子」越しにみているのは外の風景ではない。現実の今の上に、ま…
講談社 穂村 弘著 「ぼくの短歌ノート」 感想の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com 子供の言葉 あー、老人の孫話うざいよなーとか、子育ての歌って素人が作ると子供ラブブログみたいになっちゃうよなーとか思いながら見てたのですが、めっちゃ笑った。 …
講談社 穂村 弘著 「ぼくの短歌ノート」 感想の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com 素直な歌 以前に「天然的傑作」という章があり、後から「身も蓋もない歌」という章もあるのですが、これも「そのまんま」系統のやつです。 奥村晃作はすごく有名な歌人…
講談社 穂村 弘著 「ぼくの短歌ノート」 感想の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com 日付の歌 日付と言えば!これは忘れるわけにはいかないサラダ記念日! 「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日 (俵万智) 短歌に興味のない人だっ…
講談社 穂村 弘著 「ぼくの短歌ノート」 感想の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com 画面のむこう側とこちら側 その2 現代に近づいてくるにつれて、テレビの向こうの世界は虚構、という感覚が逆に強まっていくのが面白いなと思いました。おおーすごい!か…
講談社 穂村 弘著 「ぼくの短歌ノート」 感想の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com 画面のむこう側とこちら側 その1 2章に渡って特集されているのですが、映像作品が出たての頃と現代とでは感覚が違って面白いです。 うつくしきをとめの顔がわが顔の十数…
講談社 穂村 弘著 「ぼくの短歌ノート」 感想の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com 内と外 おー、いわゆるメタ的な作品ですね。読者への挑戦的なね(笑)。 「オレオレ」とまた電話あるは金持ちの様なわが名の所為なのだろう (大成金吾) 面白い!名前も…
講談社 穂村 弘著 「ぼくの短歌ノート」 感想の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com 天然的傑作 この章めちゃくちゃ面白かった。ってか、斎藤茂吉は天才だと思ったわ。こんな歌作ってたの知りませんでした。ごめんなさい(笑) 人間は予感なしに病むことあ…
講談社 穂村 弘著 「ぼくの短歌ノート」 感想の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com 意味とリズム その2 こういう系の崩し方好き!最初定型なのにだんだん逸脱してくるパターン 銀杏が傘にぼとぼと降つてきて夜道なり夜道なりどこまでも夜道 (小池光) …
講談社 穂村 弘著 「ぼくの短歌ノート」 感想の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com 意味とリズム その1 この章は短歌が一首しか引用されていないのですが面白いです。 草つぱらに宮殿のごときが出現しそれがなにかといへばトイレ (小池光) この歌面白…
講談社 穂村 弘著 「ぼくの短歌ノート」 感想の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com するときは球体関節 かといってこっち系統の歌も分かるかって言ったら微妙…。てかこの章の感想、色々考えてたらウザいくらい長くなりました。。 したあとの朝日はだるい…
講談社 穂村 弘著 「ぼくの短歌ノート」 感想の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com 花的身体感覚 自分の身体および性欲を「花」に例える女性の自己愛的な性愛歌についての章で、「命短し恋せよ乙女」がテーマですね。まあ、要は(次回紹介されてる歌です…
講談社 穂村 弘著 「ぼくの短歌ノート」 感想の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com ゼムクリップの歌 ゼムクリップの歌って多いんだ…。なんじゃこのテーマとか思ってたらけっこうあるようで驚きです。歌心をくすぐる存在なの?解説には 小さい、くっつき…
講談社 穂村 弘著 「ぼくの短歌ノート」 感想の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com 高齢者を詠った歌 これは、やっぱり両親が老いていく、っていう歌が胸に刺さりました。 ゆるキャラのコバトンくんに戦ける(おののける)父よ 叩くな 中は人だぞ (藤島秀…
講談社 穂村 弘著 「ぼくの短歌ノート」 感想の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com 賞味期限の歌 このテーマ面白い! 賞味期限切れは任せろ俺達は何でも食って生きて来たんだ (新垣一雄) ってあって、漢気!って思いました(笑)。腐った肉とかはさすが…
講談社 穂村 弘著 「ぼくの短歌ノート」 感想の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com コップとパックの歌 コップとか紙パックを詠った歌だけで構成された章です(笑)。この人(穂村弘)って、本当に着眼点が面白いなって思いました。だっていきなり よくわ…
講談社 穂村弘 著 「ぼくの短歌ノート」 感想です。 注意書き ・歌人の穂村弘氏が、有名歌人から新聞投稿欄のアマチュアの作品まで広くテーマごとに取り上げ、鑑賞するスタイルの本です。 ・引き続き、各テーマから2~3首引用するスタイルで感想を書きます。…