書肆侃侃房 出版 東直子・佐藤弓生・千葉聡編著 「短歌タイムカプセル」 感想の注意書きです。
千葉聡
明日消えてゆく詩のように抱き合った非常階段から夏になる
青春!ときめく!非常階段かー。夏かあー、いいですね!詩は明日までは消えないんだね。どうして生まれてすぐに消えるわけじゃないんだろう。
四季で一番夏が好きで、夏の歌に心惹かれます。この歌何度読んでも好きです。
キス未遂 僕らは貨車に乗り込んで真夏が軋みだすのを聴いた
も好き…。どうして貨車に乗り込んだんだろう。
ちょっと切なくて痛い感じがする青春の歌が多くて、全体的にめっちゃ胸がきゅんとします。そして私にはうまく説明とか解説とか全然できなくて、ここに書いてる内容もすっかすかですけど、説明できなくても好きなんだ!って感じです!
今回のアンソロジーではほとんど載っていないのですが、小説風の連作になってる作品に昔めっちゃはまってました。
レイアップもできない僕を見てリョウは虹の所有者みたいに笑う
みたいな歌…。『現代短歌最前線』読みまくってた頃もこの人の歌にときめいてた!セバスチャン(笑)。
テキストの行間だけを読むような不意打ちのキス 冬のにおいだ (yuifall)
セックスが特別だった放課後はぼくらどこにも居場所がなくて (yuifall)
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