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現代短歌最前線-千葉聡 感想4

北溟社 「現代短歌最前線 上・下」 感想の注意書きです。

 

yuifall.hatenablog.com

千葉聡④

 

僕たちはあきらめすぎない 地下鉄は地上に出てまた地下に潜った

 

 この歌は不思議ですね。なんか地上の方が希望っぽい感じするのに、地下に潜って「あきらめすぎない」んだ。地下鉄は地下が居場所だからなのかな。自分の居場所に戻ってきたよみたいなさ。僕たちはあきらめすぎない、ってフレーズも好きだ。

 

「光」「傷」「熱」「星」などが一回も出てこない本をさがしたけれど

 

 物理、医学、宇宙関係は駄目だな(笑)。「光」「熱」「星」って言われたらもう一つは「傷」じゃなくて「音」だな…とか考えてしまいますが、数学の専門書とかはいかがでしょうか。

 

小説を読みすぎた僕は実際に泣くべきときに栞紐でした

 

 きっと「光」「傷」「熱」「星」などが出てくる小説を読みすぎたんですね。「栞紐」っていうのは、そこにあるだけ、ってことだろうか。この、実際に泣くべきあるワンシーンにおいて、ただ挟まっているだけの存在。小説を読みすぎて、現実も小説みたいにしか感じられなかったということかな。

 

 この人の青春の歌好きですが、本人は、青春が終わった後どんな歌を作ってるのかな、と気になりました。高校の先生のようなのですが、毎日名言とか短歌を黒板に書いていらして、Twitterに投稿してます。毎日見てます♡

 しかし、千葉聡とか北村薫とかの文章読んでると、こういう先生に教わったらすてきだろうなーっていっつも思います。だけど、もしかしたら実際に自分が教わってきた先生方もアマチュア文学者の顔があったのかもしれないって思ったりもします。昔英文法を教えてくれていた先生が、地元の詩人の詩についての考察のこととか語ってくれたことを思い出しました。

 

 

大げさに傷痕見せびらかすようなツイートにはもううんざりなんだ (yuifall)

誰だって持ってるんだよルビーだときみが信じる傷の赤なら (yuifall)