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短歌タイムカプセル-渡辺松男 感想

書肆侃侃房 出版 東直子佐藤弓生・千葉聡編著 「短歌タイムカプセル」 感想の注意書きです。

yuifall.hatenablog.com

 渡辺松男

 

われわれは死ぬまで穴かもしれないと蝉の穴が自己認識に至る

 

 うーん、確かに死ぬまで穴だろうな。。こういう全然理解できないんだけどすっと頭に入ってくる歌って何なんだろうか。この人の歌を解釈することが私にはできないのですが、どうしてもこれを書きたくてしょうがないような気分にさせてくれます。自分も死ぬまで穴かもなって自己認識に至るわ。なんつうか、空間なんですよ。あるのにないの。

 

しめりたる土にぷつぷつ刺す傘のなにひとつ大事なことはわからぬ

 

とか、

 

主体的たれといわれて立たされているのはぼくのなかにあるビル

 

とか、正直よく分からないのですが頭にこびりついてくる感じが…。

 いやー、でも、解説付きの本読んでると、ああー、この歌ってこういう読み方するのかーって思うものが多いので、多分何らかの解釈が存在するんだろうな。。まあ、このブログ自体、どんな解釈も読む方の勝手だし、背景は調べません!というコンセプトでやってるので、分からなくてもいい!という結論にしようと思います(笑)。

 

 

土中から蝉の幼虫掘り起こす愛はなくても喰ってゆけます (yuifall)

Airというものの重さが堆積しわれを地上に留めんとする (yuifall)

 

 

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