現代短歌最前線-渡辺松男　感想4 - いろいろ感想を書いてみるブログ

北溟社　「現代短歌最前線　上・下」　感想の注意書きです。

夢にわれ妊娠をしてパンなればふっくらとしたパンの子を産む

　また「ふっくら」です。夢で妊娠するのか…。なんかすごく牧歌的です。イメージ的には「ちぎりパン」みたいな…。細胞分裂的な…。

　ところで無料公開されていた『コウノドリ』の「子宮頸癌」編読んでマジ泣きしたわ。妊娠って楽じゃないだろとか思いつつも、パンだしな…、みたいなのもある(笑)。

今日はむしょうに急須のなかに入りたし急須はとくに落ち着いている

これはちょっと笹井宏之っぽいような？単に「急須」からの連想？そして

ほ・と・け　冬にはとても気になるの野へ宇宙から来たのねあなた

はまた雪舟えまっぽい…。この人の作風多彩すぎるな…。

おもいきってこころ圧縮してみれば　ころがってゆく青いビー玉

　こころを圧縮したら青いビー玉に！ラムネの瓶に入ってるやつ想像した。子供の頃、あれをどうやって取り出すかって考えてたなぁ。なんかむしょうに綺麗に見えるんだよね。このビー玉はどこに転がっていくんだろうなぁ。

解凍し展開させる場所ないよあなたは死んだ蜊みたいだ (yuifall)