北溟社 「現代短歌最前線 上・下」 感想の注意書きです。
坂井修一④
みづからを流出させてあそばする液体ヘリウムが羨(とも)しくてならぬ
半球(ヘミスフィア) 子の脳葉をほつほつと照らしそめけむ<ことば>の星は
ブラックホールおのづから電波出すといふさやさやとながき恋のごときか
前回語り過ぎたので今回は単純に好きなやつ集めてみた♡液体ヘリウムが羨ましかったり、子供の脳をことばの星が照らしてたり、ブラックホールが恋みたいだったり、言葉の使い方が可愛くて、詠み込まれている言葉は一貫してわりと硬い専門用語なのですが、使い方次第でこんなに印象変わるんだなーって思いました。今回それだけ(笑)。
チョコレートスフレ焼くごと慎重にannealingの温度定める (yuifall)
幸福を逆転写して増幅し分配するとインフレになる (yuifall)
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