北溟社 「現代短歌最前線 上・下」 感想の注意書きです。
加藤治郎③
よくわかる夢中になっているのがさ ひきよせてやる夜のひまわり
わが岸にほそいカヌーが滑りこむしずかに水の皮膚をはがして
ロマンチック短歌続きです。前回同様、なんとなくセクシーなんだけど透明感があって明るいですよね。「夜のひまわり」は首を垂れているので、おそらく彼女が自分の上に乗っていて、俯いていて髪の毛が垂れているのかなって想像しました。「ひきよせて」キスするとこなのかな。
「岸」「ほそいカヌー」「水の皮膚」は何のメタファーなんだろう。この歌は女性の作品と言われても納得してしまいそうな感じがします。
レインコートのあなたのひえたみみたぶに頬をこすればくすくすわらう
これは単純に超かわいい♡もう語彙力が大分失われてきたな。もうなんでもかわいいって言っちゃう現象だな。
太陽を追うひまわりのやわらかい耳たぶ もっとのめりこめるよ (yuifall)
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