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桜前線開架宣言-黒瀬珂瀾 感想2

左右社 出版 山田航編著 「桜前線開架宣言 Born after 1970 現代短歌日本代表」 感想の注意書きです。

yuifall.hatenablog.com

黒瀬珂瀾

 

 『短歌タイムカプセル』の時も書いたのですが、ゲーム、アニメ、BL、サブカルモチーフの歌が多いですね。こういうのって元ネタ分かる~、ってのがオタク心をくすぐるのかなってちょっと思ったのですが、だがしかし、サブカルってもともとハイカルチャーに対するカウンターカルチャーとして出現したはずなのに、元ネタ分かる~って悦に入るのはどっちか言うとハイカルチャーっぽい感覚のような感じもします。分からない人は入ってこないでください!みたいな(笑)。

 まあ、でもサブカルってそこまでハードル高い存在じゃないよね(笑)。分かればニヤッとできるけど分かんなくても楽しい、みたいな。

 

ローズオイル浮かべて沈む湯船より見る明けの明星(ルシファー)に抱かれに行く

 

 なんか、サブカルと文学の合間をいい感じに漂いつつ、何も知らずに雰囲気だけ味わってもおいしいって感じの歌で好きです。岡井隆

 

薔薇抱いて湯に沈むときあふれたるかなしき音を人知るなゆめ

 

が底にあるのかな?と短歌ファンの心をくすぐりつつ、作者のビジュアルで情景を想像することによって90年代的耽美な歌としても楽しめます(笑)。由紀香織里の『天使禁猟区』みたいな…。でもルシファーは金星=ヴィーナス=アフロディーテだから、相手は女性かもしれないですね。いや、ローズオイル浮かべて浴槽にいる自分が女かもしれないですね。何にせよ耽美ですね(笑)。同性愛っぽいというよりも、両性具有っぽいのかな。アンドロギュヌスで羽根でも生えてそうな感じ。

 

フラッシュはメギドの火かもロンドンのセフィロスがエアリスを刺し抜く

 

 ってのもあります。セフィロスとエアリスは言うまでもなくFF7ですが、ロンドンは何だろう?時事ネタ?メギドはハルマゲドンの地らしいですが。全然解釈できてないな…。そんでエアリス死亡はすでにネタバレ扱いしなくていいことなんやな…ってふと思った(笑)。常識なんや…。

 

 念のため注;以下の文章FF7のネタバレ満載です。

 全然関係ないですがリメイク版FF7はティファがめっちゃ可愛いって噂ですね♡幼馴染萌え♡まあFF7一番の推しキャラはシエラだけどね!あんなハイスペックリケジョを家政婦にしてるシドはちょっと許せないですね。それを言ったらルクレツィアをあんなんしてる宝条も許せないですね。

 もうRPGをプレイする時間も気力もありませんが、リメイク版、リアルな絵柄っぽいけど、FF7ってしょっぱなからテロ行為働いてるし、途中でヒロイン惨殺されるし、主人公はヤク中状態になるし、「想いを伝えられるのは…」シーンとかあるし、リアルになるとR規制かかりそうなのですがそこんとこどうなんだろう(笑)。

 

 

セーラー服はきつい感じの齢ですが月に代わっておしおきしたい♡ (yuifall)

離れずにそばにいてくれ無私の愛などは子猫の餌にでもして (yuifall)

 

 

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