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小林恭二 『短歌パラダイス ―歌合二十四番勝負―』(岩波新書) 感想

小林恭二 『短歌パラダイス ―歌合二十四番勝負―』(岩波新書) 感想です。

 

注意書き

・1996年に行われた「歌合」の記録です。

・題に沿って詠まれた短歌そのものは全て引用します(題詠以外で載っている歌は引用しません)。

(この本のことは関川夏央『現代短歌 そのこころみ』で知って、手に入れようとしたのですがすでに中古でしか手に入らず、現在絶版なのでしょうか?普段本に載っている歌を全て取り上げるようなやり方はしないのですが(さすがに引用と言ってもやりすぎですよね)、この本に関しては歌をめぐる議論がすごく面白いので、歌そのものはなるべく引用させていただこうかなぁと…)

・全て敬称略ですのでご了承ください。

・ただの感想です。考察ではありません。

・最後に自作の短歌を1~2首載せます。ただし歌人の作品とは力量の点でかなりの差がありますので、素人の手慰み(カラオケ的な)と思ってご覧ください。ちなみに内容的にはかなりフィクションというか、私の実生活を反映してはいません。

 

・一日目ルール

参加する歌人は20人、1日目はそれぞれ「紫」チームと「くれない」チームに分かれます。

紫:奥村幸作、河野裕子、小池光、道浦母都子加藤治郎、田中槐、荻原裕幸俵万智東直子、梅内美香子

くれない:岡井隆、三枝昂之、永田和宏井辻朱美、大滝和子、水原紫苑穂村弘、紀野恵、杉山美紀、吉川宏志

です。対戦は1対1の題詠で、作者以外のチームメンバーが自チームの歌を弁護し、敵チームの歌を攻撃します。実際に試合に参加するプレイヤーを「方人(かたうど)」、弁護人を「念人(おもいびと)」と呼び、ディスカッションの後最終的に判者(高橋睦郎)が勝者を決める、というチーム戦です。

1日目の対戦はあらかじめ題と対戦相手が伝えられており、当日までに準備してくるという方式で行われています。

 

・二日目ルール

  • チームを2チームではなく、3チームに分ける。
  • 短歌に作者名を付さず、チーム名だけの詠み人知らず状態にする。匿名状態にして個人の歌ではなくチームの歌であるという認識を提示する。
  • チームリーダーを作り、チームに求心力を持たせる。
  • 1日目の途中で三枝昂之が離脱したため、歌人は19人。これに岩波書店の社員(素人)2名を足した21人を7人ずつの3チームとする。
  • 題は全部で十四。ひとり最低一首を詠めば、あとは誰が何首読んでもよい。

 題が夕食および入浴後に配布され、翌日9時半から試合開始というかなりタイトなスケジュールでした。ちなみにチームは

「一郎次郎」〇加藤次郎、小池光、道浦母都子井辻朱美俵万智吉川宏志、十字由紀子(岩波社員)

「七福猫」〇荻原裕幸岡井隆河野裕子水原紫苑、田中槐、東直子、川原裕子(岩波社員)

「ぐるぐる」〇穂村弘奥村晃作永田和宏、大滝和子、紀野恵、杉山美紀、梅内美華子

です。

 

『短歌パラダイス』を取り上げようと思った経緯は以下の感じです。

間違った「読み」問題 ① - いろいろ感想を書いてみるブログ

間違った「読み」問題 ② - いろいろ感想を書いてみるブログ

間違った「読み」問題 ③ - いろいろ感想を書いてみるブログ

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間違った「読み」問題 ⑤ - いろいろ感想を書いてみるブログ