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現代短歌最前線-穂村弘 感想4

北溟社 「現代短歌最前線 上・下」 感想の注意書きです。

yuifall.hatenablog.com

穂村弘

 

ほんとうにおれのもんかよ冷蔵庫の卵置き場に落ちる涙は

 

 これは綾波レイだな。「これは…涙?泣いているのは…私?」だわ(笑)。しかし冷蔵庫の卵置き場に涙が落ちるってことは、一人暮らし用とかのちっちゃい冷蔵庫ですね。自分自身のほかに涙を見てくれる人がいない、という状況かと思われます。

 

あ かぶと虫まっぷたつ と思ったら飛びたっただけ夏の真ん中

 

 この歌、確かにそうだなーとか思ってわりと普通に読み流してたけど、よく考えたらかぶと虫をそんなまじまじと見られるってどういう状況なのか?夏のイベント(かぶと虫観察!展示販売!的なやつ)なのか、リアル林なのか、幼虫から育てたやつなのか…。

 人生の中でかぶと虫が飛び立った瞬間を見た記憶ってほとんどないですね…。子供時代の思い出なのかな。となると40年くらい前?だからかぶと虫くらいその辺にいたのかも。ですが、「思い出」というよりも今まさにそこで飛びたったかぶと虫を見ている感じもするし、なんか、歌のシチュエーションを色々と考えました。

 

愚か者・オブ・ザ・イヤーに輝いた俺の帽子が飛ばされて 海へ

 

 昔ハワイに行った時に帽子が飛ばされて海に落ちて、その場にいた見知らぬ人たちが協力して棒?か何かで掬い上げてくれたことを思い出しました。

 この「帽子」は冠なのかな。「愚か者・オブ・ザ・イヤーおめでとう!」って被らされた冠を速攻で飛ばして海に落としてしまい、「さすが愚か者・オブ・ザ・イヤーだ!」みたいなさー(笑)。

 それにしても愚か者・オブ・ザ・イヤーに輝くのはけっこうハードル高そうだな…。どんな愚かなことを成し遂げたら選ばれるんだろうか…。むしろイグノーベル賞的なすごさを感じます。イグノーベル賞楽しいよね♡

 

 

かぶとむし色した夏の革靴で飛んでいっちゃえ羽広げてさ (yuifall)

本性とか軽く言うけど、もしかしてネッシーとか信じてる人です? (yuifall)

 

 

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