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桜前線開架宣言-吉岡太朗 感想

左右社 出版 山田航編著 「桜前線開架宣言 Born after 1970 現代短歌日本代表」 感想の注意書きです。

yuifall.hatenablog.com

 吉岡太朗

 

 解説にもありますが、前半はSF的で後半はナマな人間的な感じですね。SFっぽい歌としては

 

兄さんと製造番号二つ違い 抱かれて死ぬんだあったかいんだ

 

プログラムは更新されて君は消える 風鈴の向こうに広がった夏

 

一葉のもみじが先にいろづいて葉の裏にうす青くMade in LAWSON

 

などですかね。

 コンビニっていうとLAWSONが出てくる歌が多いのは何ででしょう。語呂がいいからかな(笑)。セブンイレブンは長いしなー。

 兄さんと製造番号二つ違いって、兄さんと自分の間が二個しか違わないの??なぜだろう。単純に、間に実はもう一人挟まってるってことか?

 解説読んでると、一首だけ取り上げても世界観が分からないのかもなーと思いました。スーパーマーケットで市街戦が展開されたりするストーリーらしいので…。なんか『となり町戦争』(三崎亜記)思い出したな…。

 

 

データ上ここにはいない俺様がおまえにカリウム打ちまくる二時 (yuifall)

 

 

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