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短歌タイムカプセル-吉岡太朗 感想

書肆侃侃房 出版 東直子佐藤弓生・千葉聡編著 「短歌タイムカプセル」 感想の注意書きです。

yuifall.hatenablog.com

 吉岡太朗

 

「正午頃、女(無職)が純潔を装いユニコーンに乗ろうとしました」

 

 純潔を失うとユニコーンには乗れなくなるのか?というか人はいつ純潔を失うのでしょうか。Wikipediaで調べると、純潔とは

 

精神的な節制を保つこと。とりわけ男女関係において結婚によって配偶者になった者以外との性的関係が無い状態を指す。

 

とあるので、結婚相手としか性行為をしなかったらいつまでも純潔なのか?

 

 ちなみにWikipedia先生によればユニコーンは処女に魅せられて近づいてきてその懐で眠ってしまうが、偽物だと分かった場合は怒り狂ってその女性を殺してしまう、とあるのですが、突っ込みどころ多すぎやろ。そもそも処女に魅せられて来るのにどうやって騙すのか?『処女ですよ』って看板でも持ってんのかよ(笑)。そして処女だったらなんでもいいわけか?79歳処女とかでもいいわけか?外観は女性だけど染色体的には46XYの人とかはどうなるんだ?46XOだったら?トランスジェンダーだったら?赤ちゃんでもいいのか?まー、処女厨というよりかは中世(西洋)の貞操帯的なイメージですかね(笑)。絵に描いた餅みたいな…。

 

 そういえばこないだ見かけたジョギング中のおじさんの着てるTシャツの背中に「I am not a virgin」と書かれてて笑いました。分かってて着てんのか、意味分かってないのか…。あと、「Fellas are stupid(男はバカ)」って書かれたTシャツ着てる女子も見たな(笑)。

 

 この人の歌のシュールさが全体的に面白いのですが、特に

 

鶏肉と卵売り場のこんなにもはなればなれになってしもうて

 

ってのが好きだわー。なってしもうてって(笑)。確かに結構遠いところにあるなー。あまり行きなれないスーパーに行った時、だいたい鶏肉は肉コーナーを探せば簡単に見つかるのですが、卵売り場は思いもよらない場所にあったりしてなかなか探せないことがありますね。

 

 あ、でも

 

ヘッドライトさわればいまだにあたたかく言えずに終わってゆく物語

 

というのもあり、なんというかギャップ萌えを感じました(笑)。

 

 

いつぼくはトトロに会えなくなったんだきみにこころを渡した日から? (yuifall)

 

 

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