左右社 出版 山田航編著 「桜前線開架宣言 Born after 1970 現代短歌日本代表」 感想の注意書きです。
平岡直子②
全然テイストは違うのですが、
王国は滅びたあとがきれいだねきみの衣服を脱がせてこする
は、谷岡亜紀の
文明がひとつ滅びる物語しつつおまえの翅脱がせゆく
の本歌取りなのかなぁ。全然違うのかもしれませんが、もし本歌取りだとしたらここまで雰囲気変えてくるのはすごいなって思います。
あと
窓、夜露、星条旗、海、きらきらとお金で買える指輪ください
も、谷岡亜紀の
女いて朱夏まばゆくて一握の銀貨をくれと言えば頷く
を思い出した。
全然関係ないけど谷岡亜紀の歌、かっこよくて好きです(笑)。
束の間をおまえが昇りつめるまであるいは海が蒸発するまで
とか、セクシーすぎませんか??
話逸れまくりですが、この人の歌のちょっと不思議なリズムが好きです。
渡さないですこしも心、木漏れ日が指の傷にみえて光った
みたいな感じの。
水面は見えて、見えているのにアクリルに、あたってぼくは、く る し い (yuifall)