左右社 出版 山田航編著 「桜前線開架宣言 Born after 1970 現代短歌日本代表」 感想の注意書きです。
永井祐②
そういえば『短歌タイムカプセル』のプロフィールには出身地が書いてなくて、「地元」とか「ブックオフ」とか「渋谷」とか出てくるけどどこ出身なんだろう…とか書きましたが、東京都でした。都会の男やった…。そう思って見ると都会的なクールさなのかも…。生まれたときから品川区におるし、みたいなちょっと冷めた感じ…。
テレビみながらメールするメールするぼくをつつんでいる品川区
ね、「夜中のゲームセンター」も「山手線」も「渋谷のデニーズ」も「隅田川」も特別な場所じゃないんだよね。。
この文面で前にもメールしたことがあるけどいいや 君まで届け
とか、分かる…。男の子ってこういうとこあるよ…。別に「君」のこと適当に思ってるわけじゃないんだけど、前と同じ文面でメールすんのね(笑)。ああー、すごい好き。
そんで
君と特にしゃべらず歩くそのあたりの草をむしってわたしたくなる
なんかもめちゃくちゃ好き。受け取りたい、そのあたりの草。この人の歌、ハイティーンくらいの感性が持続してるって感じがします。なんか大学生になりたての男の子みたい。
まあ、もしかしたら今はもうこんな歌詠んでいないのかもしれません。私がリアルタイムで情報を追いかけるのが苦手なので最近の歌を知らないのですが、40代になった今、どんな歌を詠んでいるのかなって思いました。
コカ・コーラで漢方をのむ かなしみがポチってないのに届いて開く (yuifall)
春雨は降ったりやんだり傘さすの面倒だから濡れて帰ろう (yuifall)
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