書肆侃侃房 出版 東直子・佐藤弓生・千葉聡編著 「短歌タイムカプセル」 感想の注意書きです。
ああ夕陽 あしたのジョーの明日さえすでにはるけき昨日とならば
この人の歌は固有名詞が多用されていますね。固有名詞は時代感をうまく反映したり、分かるものはすごくはまるのですが、分からないものは全く理解できません…。「岡田有希子」「アデン・アラビア」「貞子」「アッシャア家」「片桐夕子」「Starbucks」「スズキイチロー」などなど、分かるものと分からないものが混在しております。
海外ドラマ見てると固有名詞を用いた比喩表現が日常生活で多用されてるので、そういうのうまく使いこなせる人に憧れるのですがどうも私はうまくないです。。
そんな中に
明日は夏至 永久に帰れぬあの夏のヨットの真っ赤 なし崩しの死
というものが含まれていて、一瞬固有名詞がないように思えたのですが、これはサンクトペテルブルグの夏至祭(赤い帆祭り)のことかな?と思いながら読みました。
とか、懐かしい!安田大サーカスが好きかと言われるとちょっとアレですが(笑)、まぁー、スノッブですよね。仕方ないよ、って言っちゃだめなのかな(笑)。
今はもうない病院の処方箋受け付けている褪せたサトちゃん (yuifall)
シンプソンズがシェイクスピアより好きだって世界に誇る頭脳たちでも (yuifall)