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S3x12;The Spanish Theacher 感想

glee感想については注意書きを必ずご覧ください。

yuifall.hatenablog.com

 シュー先生が「2030年にどうしてる?」って言った時、パックが「ムショか死んでるか、両方か」って言ってたのめっちゃ悲しい気分になったわ…。On My Wayの回では「せめて高校卒業」って言っててその後努力して卒業できて、立ち直って空軍に入ったし、せめてglee世界の中では彼に素敵な未来があったと思いたい。。。

 カートとレイチェルはブロードウェイが夢なんだね。夢が叶ってよかったね。2人ともここで「結婚」とか出さないとこが何気に好きですが、フィンとブレインの方が結婚にこだわっちゃってて微妙…。

 

 デイヴィッドの「Sexy and I Know It」、みんなのノリノリ感すごいよかった!これ見てて、リッキー・マーティンの花形感というか圧倒的なプロ感すごいなって思いました。男子は踊りまくり、女子はうっとりしてて、カートがガン見してたのめっちゃ笑えた。カートのあの輝く目つきほんと笑えます。目線の演技うまいよなー。ここで女子とカートだけじゃなくアーティが「最高の笑顔」みたいに言うの面白かった。それに、マイクとブリトニーだけじゃなくローリーのダンスもよかったな!

 後半のサンタナとのデュエットも最高!サンタナこういう曲ほんと合うよなー。熱いラテン女や!そしてめちゃくちゃいい女なのにどの男も手に入れられないレズビアンってとこも萌えますわ。サンタナShakiraのHips Don’t Lie歌ってもらいたかったな…。本当に悲しい。。

 

 女子会大好き!3人で見てんの「トワイライト」か!S3E5でのテイラー・ロートナー発言なかったら気づかなかったよ…。なんでカートの「生理は月末」発言に誰も突っ込まないの(笑)??そしてレイチェルの結婚話聞いて「フィンに怒るよ、こんなの正気じゃない」ってキレるカートが「もしブレインにプロポーズされたらどうするのよ」って言われて黙っちゃうのがちょっと笑えました。そこはさ、まだ早いって思うとこじゃねーのか?結婚ってタイミングもあるから、この人だって思っても今じゃないってことはありますよね。。それでうまくいかなくなることもさ。やっぱり高校生では早いんじゃないかと思うよ、だって現実の生活が何も見えてないまま決めることじゃないもん。高校の時に将来をがちがちに決めることなんて考えなくていいんじゃないかなって。

 ただ、私自身は高校時代は進学当たり前の環境にいたので高校生で結婚なんてありえないって思うけど、S1E1から繰り返されてるように、ここはオハイオの田舎で「みんな負け犬で州を出ていくやつは2人くらいしかいない」って場所だから、高校が終わったらもう青春は終わり、みたいな空気で、その先は就職か結婚か、みたいな雰囲気なのかもしれないな、とも思った。高卒で地元にいるのが当たり前で、だから今ゴールを見つけなきゃ、みたいな。自分と同じ価値観で全部をはかったらやっぱりだめだよな…。でも、レイチェルとカートは才能でそこから出ていこうとしてるのに、結婚は足かせにしかならないよ、やっぱり。

 

 メルセデスとサムがお互い歌う歌いいなー。特にサムが男子全員とするパフォーマンス大好き!カートの「このブーツ素敵」発言かわいい。フィンがシュー先生に「その服装派手でカートっぽい」って言うの笑えた。

 

 エマ先生はいいこと言うよ。ずっと仕事に打ち込んできて生徒にも好かれてて、エマ先生が終身在職権もらったことはすごくいいシナリオだと思う。シュー先生はS4のワシントンDCについて来い発言といい、今回のきみを養うため発言といい、私だったら許せませんわ。お前なんかに養われる必要ねーわ。エマ先生の仕事バカにすんの許せない。ビースト先生がエマ先生のパンフレットを絶賛してくれてよかったよー。ビースト先生めっちゃいい人。ホント好き。シュー先生は自分の仕事に対する態度が甘いこと、最後サンタナにはっきり言われてすっきりした。スペインとかラテン文化をうわべでしかとらえてないからサンタナは切れたんだよな。スペイン語教師になった理由も適当だし。最後デイヴィッドにスペイン語教師の職を譲って、彼が「高校の先生なんてアメリカンドリームだ!」って喜んでて、ああよかったなぁって心から思いました。あとシュー先生が反省してエマ先生を尊敬したことも。

 

 スーとロズの対決笑えるわ。ロズの暴言めちゃくちゃ笑える。スーがあれだけ言い負かされてんのちょっとすっきりするよね。スーが子供産もうとしてるの美談になってんのどうも納得いかないし。そしてS4以降子供の存在ほぼ宙に浮いてますし。これ本当納得いかないんだよなー。障害のある子供を受け入れるっていう妊娠中のエピソードだけは描かれるけど、その後子育てしてるシーンほぼないもん。子育てってただでさえ大変なのに、スー先生はシングルマザーで、しかも赤ちゃんはダウン症だったら心臓の病気とかで手術が必要だったり、そうじゃなくても身体が弱くてもおかしくないはずで、もっと子供に時間も気持ちも取られるのでは?スー先生が子供を持った意味とかその子がダウン症だった意味が全然描かれないしその大変さとかもスルーで産みっぱなしだから、この辺の妊娠~出産のエピソード、何で入れたの?とか思っちゃうよ。

 スーと姉のエピソードはともかく、ベッキーとか赤ちゃん関係がダウン症っていうだけで美談風になってるというかちょっとアンタッチャブルな感じになってんの、どうも理解できないし。ダウン症の子は天使みたいなイメージを打ち破りたかったのは分かるのですが、あのビッチが許されるのは現実にはsuperhotなカースト上位美女のみであり、あんなことをその辺のgeekがやったら苛め抜かれるだろうし、むしろダウン症だからこそ誰にも指摘されずにやりたい放題なんじゃん?その矛盾をどう脳内で解決すればいいの?

 とはいえベッキーが普通の女子だったらそれも微妙だしな…。今まで散々ウザい女と書いてましたが、gleeにおいてはウザい方がよいというよりウザくないと駄目ですからね…。マーリーとか影薄すぎますもん…。スー先生関連の話題はともかく、ベッキーのウザさに関していえば、レイチェル同様一周回って愛おしいんですけどね、実際(笑)。

 ベッキー関係だと、ブリトニーとの友情萌えます♡あとは何気にアーティとの友情も萌えるわ。アーティとブリトニーに支えられて自分の意思で進学を決めるあたりの話好きでした。ブレインとの絡みは特に好きってわけでもないけど、S6でウォブラーズとの合併に関してスー先生を裏切ってまでブレインとの友情?を選んだのがちょっと嬉しかった(笑)。彼氏イケメンやったし(笑)。ベッキーにもKlaine&Brittanaの結婚式来てほしかったなー。

 

 この回で一番好きなのは、カートがフィンのために大学のパンフレットを調べて持ってくるところです。カートはフィンがレイチェルにプロポーズしたのは自分の将来が見えなくて焦ってるからだって分かって、きみはレイチェルにくっついて終わる男じゃないって伝えに来るの好きです。S1の最初から考えるとカートがフィンを友人としてこんな風に気遣うなんて考えられないことだし、何度もしつこいけどこの2人が心から支えあってるシーンが本当に好きです。S4ではブレインがサムを気遣うシーンもあったよね。

 S6のグランドフィナーレでスー先生が「アメフト選手とゲイが親友になった」って言うけど、弱者のゲイの子の方がアメフト選手の子を勇気づけて、アメフト選手の子も(かつて恋されていたことを知りながらも)その友情をまっすぐ受け入れる感じ、もしかしたらただの妄想っつうか理想郷なのかもだけど、この友情がすごくいいなって思います。フィンがS1では自分の方がスターだと思ってたのに今は「きみやレイチェルとは違うんだ」って自分の限界を感じてて、そこでカートが「きみは特別だ」って言うとこ本当に好きです。

 

 FinchelもKlaineも最初のプロポーズは失敗しちゃうけど、これはフィンは逃げのためのプロポーズで、ブレインはカートを取り戻したい&同性婚合法化を自分たちに当てはめたいみたいな、2人とも相手をまっすぐ見てないプロポーズだったからだろうな、と思います。シュー先生も最初の結婚式は失敗しちゃったけど、本当の結婚式ではエマ先生からプロポーズ?誓いの言葉?言われてて、Klaineもプロポーズはブレインからだったけど結婚式での誓いの言葉はカートの方からわりと情熱的に言ってて、多分Finchelも最後、スターになったレイチェルの方からフィンに、って流れだったのでは…って考えてます。。