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S3x05;The First Time 感想

glee感想については注意書きを必ずご覧ください。

yuifall.hatenablog.com

 この回の感想、割と真面目に書いてる部分と下世話な部分があるので(笑)、全公開は無理かなと思い一部略してます。pixivにマイピク限定で全文公開してます。

(リンク貼ってたのですが削除しました。pixivで探していただくか、お問い合わせください)

 

 この回は色々ありますが、最初にどうしても未公開シーンのこと書きたい!
 ググって発見できた未公開シーンというか削除シーンがいくつかあって、

①スキャンダルのシーン。カートがジュークボックスで何か音楽リクエストしてて自分も歌ってる?ブレインとデュエット?みたいな感じ。

②Klaineの初体験の様子が放送よりもちょっと詳細な感じになってるシーン。

③ここ重要なんですが、フィンがカートに「初めてってどうだった?」って尋ねるシーンがある!!!会話の内容的には、(多少略してますが)

フィン「変なこと聞くけど、ブレインと初めての時ってどうだった?」
カート「実はまだなんだ」
フィン「じゃあ、お前ってまだ…」
カート「うん。がっかりさせてごめん」
フィン「いやいいんだ。いつか時が来るさ」
カート「きみがいうそれって僕にはまだ変な感じがするよ。誕生日とか特別な時のためにとっておくつもり」
カート「でも、どうして心配するの。サンタナとしたことあるってみんな知ってるよ」
フィン「そうだけど…、でも今回は本当に意味があるって思うんだ」
フィン「話してくれてありがとう、カート。兄弟がいて本当によかった」
カート「僕もだ。がんばって、フィン」
みたいな感じでめっちゃ萌えるんですよ!!

 実際の放送シーンではフィンはパックにアドバイスを求めてるわけですが、この会話入れてほしかったな…。フィンがカートにどういった意味合いでそれを聞いてるのか、そこんとこも何か、知りたかったです…。初体験に関してはレイチェルとブレインの会話シーンあるし、フィンとカートも話しててほしかったわ。まあレイチェルは女子にアドバイス求めてるし、フィンはパックに、ってのも自然だと思うんですが…。でもパックのアドバイス全く参考にならんかったし(笑)。パックにあんなこと言われたから、本当に愛し合ってる(ってフィンが思ってる)人のところで話を聞きたかった、って流れだったらめっちゃ萌えるのに…。
 この時フィンはリードボーカルの件でまだブレインとは打ち解けてないけど、多分カートを大切にしてるってことは認めててこの会話だったんじゃないかなって思ってときめいた。あとレイチェルはブレインと話してて2人がまだってことを知ってたけど、それをフィンには話してないってのも分かってよかったな。まあレイチェルは自分のことでいっぱいいっぱいで他人のことなんてどうでもよかったのかもですが笑、でも少なくともフィンは知らなかったわけだから。

 ちなみに上記①はYou Spin Me Round/Do You Really Want To Hurt Meのマッシュアップで、カートの「きみにのめり込んでは傷ついてく」って心境のようです。
②ではかなりはっきり、ト書きで『ブレインはカートの手を優しくとってベッドへいざなう』とか『ブレインはカートに優しくキスをする』とか書いてあります。

 今回はアーティはちょっと調子乗ってて、「未経験で演じられるの?」とか言ってますけど、レイチェルはともかくブレインは大丈夫じゃないの(笑)?カートに向かって「このブレザー好きだろ?」ってセクシーに言い放ったりとかレイチェルとしたあのキスとか、誰もきみを未経験だと思ってないよ!レイチェルはレイチェルで経験したからって彼女の態度の何か違うのか?というかたった一度の経験の有無で何かがドラスティックに変化するでしょうか。そもそもセクシーであることを求められている舞台じゃないわけだし。

 今回ブレインの部屋でのカートとのやり取りが可愛くて好きだ。カートが「僕って退屈?」って言って、「きみはオハイオいち魅力的な男の子だよ!」って返し、「そうじゃなくて、…性的に。僕たちって南半球行きのビザを発行しないよね?…ここ暑いね」って、カートの露骨なOKサインがかわいい(笑)。
 このシーンのカートは、まさか自分からそろそろいいよなんて言えなくて、もう誘ってほしいのに!ってなってる感が溢れ出ててかわいいです♡ブレインは天然かつ鈍感だからそれに全く気付いてないし、このままじゃらちがあきませんよね(笑)。そしてここでブレインがソロ活動に関してめちゃくちゃ明るく笑顔で言い放つの大好きです。ここまでさっぱりされるとあー、そうだよねー、高校生だしごく自然なことですよね、って納得せざるを得ず、かつなんかむしろ恋人に無理強いせず爽やかで紳士的な雰囲気さえ漂ってる!ブレインすげえ。「ソロ活動してます」発言でこれだけ爽やかな空気を醸し出せるとはただものじゃありません。カートはぐうの音も出ないよ。恥を忍んで自分から誘うしかないのかって絶望しただろうな(笑)。しかも実際の発言だとブレインは「Yeah, we have urges,(僕たち衝動はあるけど)」って言ってて、自分だけじゃなくカートもそれなりにその気だって分かっててこれですからね…。

 多分ブレインはアーティに言われたことは気になりはするけどまあカートの方が大事だし?とか思ってて、それがセバスチャンとの出会いでちょっと揺れるんだよね。セバスチャンは進んだ感じのゲイで、露骨にモーション掛けられて、多分自分が望めば深い関係にもなれる。でもブレインはカート以外の人は考えられなくて、でもカートはそれを望んでないと思い込んでる。僕たちこのままでいいのかなってところであのロッカーでの会話があって。
 私最初は自分のやりたいことリストを一生懸命しゃべってるカートばっかりガン見してたのですが、ある時ブレインを見ながらこのシーンを見直してたら、ブレインの目線の動きとか表情がすごくてさ…。演技うまいわー。カートが恥ずかしそうに「太る前のテイラー・ロートナーライラックの草原で結ばれる」って言った時、ちょっとはっとしたような目でカートを見るんだよね。多分、奥手で「指が触れただけでセクシー」とか言ってたカートが、誰か(しかもワイルド系男子)と関係を結ぶファンタジーを持ってたってことに、興奮とまではいかないけど、もしかしていけるかな?みたいな期待を抱いたのではないかと。えっ、そういうのアリなんだ、みたいな、そういう目つきでした。


 セバスチャンとブレインとカートのやり取りどれも面白い。やっぱりブレインはウォブラーズではカリスマだったんだなって思うし、甘くてセクシーな歌声、ってとこはほんとだよね♡ってなっちゃうし、セバスチャンのどこまでマジだか分かんない遊び人具合も面白いし、ブレインに「男の子食いまくって居づらくなったの?」とか言ってて笑ったし、カートがカートなりに一生懸命牽制すんの面白い(笑)。ほんとこの人S1からS6まで徹底的に恋愛下手ですね!あれだけかわいいのになぜなのか?ありとあらゆる駆け引きがへたくそだし、ライバルとのバトルも笑えるレベルだし、唯一やり手だったのはS4のI Do回のみです(笑)。あの回だけ違和感がすごいです。
 今回のセバスチャンへの牽制っぷりも赤子の手を捻るレベルで、まんまとゲイバー行くことになってるし。ブレインはああいう場所いったら調子乗っちゃってあかんのはアルコール回で分かってるやないですかい。案の定酔って踊って勝手に楽しみまくってますし。S5以降はカートも余裕出てきて、まあお互い楽しもっか、って思えるような感じするけど、さすがに付き合いたてはそこまで思えないよねー。切ないなぁ。
 スキャンダルではカロフスキーとの会話がよかったな。カロフスキーが転校しちゃったのってやっぱプロムを受けてだよね、と思うんですがどうなんでしょうか(まあ単に中の人的な都合かもしれないとも思ってますが)。カロフスキーはカートを好きな感じするよ、やっぱここでも。この人のことどうしても憎めないしこの後の展開を思うとどうも切ないです。

 そして例の「手が冷たいよ」シーンね…。ほんとブレインは酒癖悪すぎます。酔っぱらうとやらかす男。「きみの気持ちを大事にしたいんだ」とか言ってた舌の根も乾かぬうちにこれですからね。S6のあと、21歳過ぎて飲酒が解禁になり、NYUではどんな伝説残しまくってるのかと思っちゃうよ(笑)。
 いくら何でもあれで初体験はやっぱないし、ここでブチ切れるカートが好きだ。カートって流されなくて、嫌なことははっきり言うとこが大好き。好きな人にもかなりずけずけ物言うところ。前も書きましたけどこのシーンは字幕よりも吹き替えの方が切迫感あって面白かったなー。
 ここブレイン歩いて帰るけど、治安とか大丈夫なのかな…って思ってしまった。オハイオ在住の友人に聞いてみると、場所によっては結構治安悪いっぽいし。まあエリアによって大分違うんだろうし(NYとかシカゴとかワンブロック違うだけで別世界だしね…)、多分ブレイン宅周辺はお金持ちゾーンだろうけど、スキャンダル周辺はどうでしょうか…。家まで結構距離ありそうだよな…。余談ですが、オハイオの金持ち宅は宮殿みたいな豪邸であり、私道でシボレー改造余裕だそうです(笑)。

 それから多分2人は本番後まで口きいてなくて、レイチェルに「トニーとマリアはソウルメイトよ、あなたもその気持ちは分かるでしょう」って言われてブレインは俯いてしまう。それでもOne hand, one heartはおそらくお互いの恋人を思って歌ってるよね。その夜2人とも結ばれて。カートが「きみの家に行く」って言ったシーン好きです。別にセクシーに誘わなくたって、僕にも覚悟がある、って伝えるだけでいいってようやく気付いたんだろうな。恥ずかしいことじゃないって。このひとってほんと、とことんプライドが邪魔をする男です。一度失敗してプライド捨てて素直にならないとうまくいかないパターンが多すぎる。
 講堂でブレインがカートにキスをして、カートがブレインの肩を抱いて苦しそうに息をついて、「きみに夢中だよ」って告げるシーンは本当に美しいと思いました。レイチェルがフィンに「ただの女の子よ。愛する人とのこの瞬間を永遠に忘れないって思ってる」って言ったシーンも。

 Finchel関連ではやっぱり最初のレイチェルはそりゃねえよって思ったけど、男の子ってあのくらい繊細なのかな。まあいっかやっちゃえってなるのはパックくらいか(笑)?アーティもそんな感じするな。サムとマイクはしなさそう。そんな理由じゃ無理!って。フィンはけっこうあれでいてロマンチストなのかしら。というかカートとの幻の会話シーンから推察するに、本当に大切だと思っていたからこそショックだったんだろうな。
 レイチェルと女の子の女子会が好きです。クインとサンタナは自分たちの経験から「待つべき」ってまっとうなアドバイスをくれて、まあブリはアレですが笑、ティナがいいこと言うよ。ちゃんと時期が来たら分かるの、愛し合ってたし素敵な瞬間だった、後悔はないわ、って。ティナ…。なんでS4以降ああなっちゃうんだ(笑)。まあー、でもね。別に性的に乱れた人になるわけじゃないし、コメディエンヌのティナも好きだわ。ブレインと付き合ってもよかったのよ♡

 でも今回、フィンとレイチェルはそれぞれ友達に相談するシーンあるけど、Klaineは2人とも一人で色々考えたんだろうな、と思うと切なかった。カートはレイチェルと喧嘩中だし、メルセデスもND抜けちゃって、女子会もできないもんね。。そもそも3人とも未経験だし…。フィンとの幻の会話シーン見てても、フィンに相談するって感じでもなかったですね。
 ブレインはNDではまだ男の子チームに受け入れられてないし、そもそもあんまり下事情を誰かに相談するタイプには見えないな。。やっぱゲイなのもあるし、相手もあることだし…って男の子で集まって話してても自分のことはしゃべらなそうだな。


 パフォーマンスでよかったのはサンタナの「America」だね!「アーティの演出がどう受け止められるかしら」ってエマ先生気にしてたけど、もともとどんななのか分からないからピンと来なかった…。サンタナいいじゃん…。スペイン語訛りも好きだ。カートのクラプキ巡査かわいすぎますけど…。敵役の巡査があんなかわいくていいの?かわいすぎてトニーになれなかったんだよね…。

 しかしレイチェルとカートは同じ日に結ばれ同じ日に破局し、マジ親友すぎ(笑)。BFFや。同じ日に結婚する予定だったのかなー。とかふと考えてしまいましたが、多分違うよね。。カートは21歳でレイチェルは25歳だよね。多分Klaineを先に片付けてからFinchelの流れだったんだろうな。。

ちなみに未公開scriptのリンクです↓
①Klaine mashup

http://rebloggy.com/post/klaine-mash-up-from-the-first-time/41744478475

②Blaine’s bedroom

http://rebloggy.com/post/blaine-s-bedroom-in-the-first-time/41744575200

③Hummel house

http://rebloggy.com/post/kurt-gives-finn-advice-in-the-first-time/41744402922


他にも、講堂のあの会話の後のシーンがごくわずかですがあります。

http://rebloggy.com/post/klaine-in-the-auditorium-in-the-first-time/41744527561



scriptの直訳も書いたのですが長すぎる上に(それだけで3000字弱ある)、内容も内容なので、こちらもpixivの方に上げてます。

ご興味ある方はそちらでお願いします…。