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S1x20;THEATRICALITY 感想

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 この回は「Bad Romance」が最高だった!!「Bad Romance」の時のカートの歌声好きなんだー。彼の低音ってめっちゃセクシーだよねー。カウンターテナーも好きなんですが、ドスの効いた低音で歌う時の声が男って感じですごく惹かれます。そしてあの衣装とダンス!クインはかわいいしブリトニーのダンスはキレッキレだしサンタナはかっこいいー!!サンタナの歌声もドスが効いてて好きだ。

 この「Bad Romance」のパフォーマンスすごく好きで何度も繰り返し見てます。この時のカートめっちゃかわいいし。カートが悪い恋してるとこ見てみたいわ…。ブレインとじゃ悪い恋じゃねーもんなー(笑)。サンタナはめっちゃ似合うなー。サンタナPerfect bodyだよね!

 

 アメリカの音楽の文化的な背景が分からないので何故男子がマドンナやレディ・ガガをあれほど嫌がるのかよく分からなかったのですが、カートの好きなバーブラ・ストレイサンドやジュディ・ガーランド、マドンナ、レディ・ガガといった強い女性はいわゆるゲイ・アイコン的と言われているんですね。だからカートは「典型的なゲイとして描かれすぎ」って言われるのかー。

 日本だとPerfumeとかユーミンとかがそういう存在らしいのですが、ああいう部活で「じゃあみんなでPerfumeやろうか」ってなったらそんなに嫌がる男子いないんじゃないかな…と思います。そういう「ゲイっぽい」何かって言ったら日本だと何なんだろう。男子でジャニオタとか?

 クリス・コルファーが好きと言っている「デスパレートな妻たち」とか、「アイラブルーシー」とかもゲイが好きなTV番組として認識されてるらしく、そういうものってあるんだなーと。そういうニュアンス的なものって、字幕みても吹き替え聞いてもscript読んでも正確には伝わってこないので難しいです。gleeに限らず、海外ドラマって一所懸命見ても多分70%くらいしか理解できてないんだろうなー。先日雑記にも書いたのですが、こういう文化的背景とか、リアルタイムの時事ネタとか流行りとか、ネイティブ特有の言い回しとか、多分色んな小ネタ挟んできてるんだろうけど分かんないんですよ…。あー、でもカートの「バーブラ・ストレイサンド」とか「Bad Romance」、「Born This Way」すごく好き。

 

 ストーリーに関して言えば、このあたりは本当にカートが痛々しくて見てらんないです。。フィンが嫌がる気持ちめっちゃ分かるよ。あきらかにゲイで自分を好きな男と一緒に暮らすことになって、しかもあの部屋でしょ。私は「ゲイっぽい」っていうのがどういうことなのか正直ピンと来ないんですが、やっぱり普通の高校生の男の子の部屋じゃないしフィンはくつろげないだろうなーとは思うよ…。高校生の男の子の部屋って、壁にグラビアみたいなのとかミュージシャンのポスター貼ってたり、本棚に漫画が詰まってたり、エロ本隠してたりするわけじゃん…。あれじゃあちょっと…。

 カートって少女漫画の世界に生きてるから、親同士が結婚して同居♡レベルの発想しかなくて(マーマレードボーイかよ笑)そこからどうなるとか具体的に全然考えてないと思うんだけど、フィンからしてみれば蛇みたいに狙われてる感じだろうし、友達にカートと付き合ってるゲイだと思われるのも嫌だし、部屋ではくつろげないしとにかく嫌なのは分かる。

 あのあたりはねー、もうちょっと親にしっかりしてほしかった。。カートはカミングアウトしてるわけだし、親もさ、2人を一緒の部屋にするのはちょっとデリケートな問題を含んでいると理解すべきなんじゃないでしょうか。男同士だしまあいんじゃね?くらいのノリだったのかもしれないけど…。

 パパはカートを守るためにフィンと真正面から向き合ってくれたけど、フィンの話も聞いてやってー!ってこの回は思いました。でもパパも苦しかったよなー。自分も昔「お前はゲイか」みたいな侮蔑的な言い方してた、って言ってて、自分が当然だと思ってしてきたことがそうじゃなかったこと、誰よりも大切な相手を侮辱することになっていたこと、それを今認めなきゃいけないこと、全部辛かったと思う。フィンにきつく当たったのは、カートを守りたかったのと、かつての自分を責めてて、フィンには同じ過ちをしてほしくなかったからじゃないかな。

 S5x03で「あれは自分に怒ってたんだ」って言ってて、キャロルが「あの子は叱られて喜んでたわよ」って言ってて、フィンは色々悩んだけど正面から叱ってくれるバートの存在をステップファザーとして受け入れようと思ったのかなと思ってしんみりした。

 

 最後フィンがシャワーカーテンを着てカートを助けに来てくれて、この人はなんていい人なんだろうと思いました。「俺はきみに成長させてもらった。傷つけさせない」ってかっこよすぎだろー!ますます惚れさせてどうする。

 そしてこの時はアメフト部もチア部もgleeのメンバーがみんなでカートを守りに来てくれて、本当によかったです。正直S1はカートのアプローチもどうなん?って思うこと多いですが、恋で変になっちゃうのと友達がいるかいないかってのは全然別の話だし。ピンチの時に来てくれる友達がこれだけいるっていうのはどれだけ心が慰められるだろう。

 

 レイチェルとシェルビーのエピソードは切なかったな。。ずっと会いたくてたまらなかった娘に会って、可愛くて歌もうまい女の子で、きっと理想通りだったはずなのに何かが違う。「喉がかわいた」ってレイチェルが言って、私もこの瞬間ものすごく切なくなった。レイチェルはあくまでパパ2人に育てられた子で、子供の頃からそうやって築き上げた絆とか親子の歴史があって、でもシェルビーとの間には何もないんだって気づいてしまったから。

 私は実の両親に育てられているので、生みの親に対する憧憬みたいな気持ちって理解することはできないのですが、でも、きれいごとかもしれないけど、やっぱり愛情を注いで育てた人が親なんだと思う。それが産んだ人であってもそうでなくても。「Poker Face」切なかった。こんな切ない歌になっちゃうんだな。

 

 あとは男の子のKISSもよかったです!パックの「Beth」素敵だったけど、クインのまつ毛が気になりすぎて集中できなかった(笑)。あの長いピンクのつけまつげから滴る涙…。

 

 しかしS1はみんなアク強いなー(笑)。最後までこれが抜けないのってレイチェルとサンタナくらいか(笑)?ティナとブリは違う方向に加速してる感じしますが…。

 

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