邦楽歌詞感想の注意書きです。
感電 (米津玄師) 2020年
作詞作曲:米津玄師
たった一瞬のこのきらめきを 食べ尽くそう二人でくたばるまで
そして幸運を僕らに祈りを まだ行こう誰も追いつけないくらいのスピードで
それは心臓を刹那に揺らすもの 追いかけた途端に見失っちゃうの
きっと永遠がどっかにあるんだと 明後日を探し回るのも悪くはないでしょう
稲妻のように生きていたいだけ
お前はどうしたい?
返事はいらない
曲の内容からこの「二人」は恋人同士ではなく、男性同士のバディものっぽいなぁと思っていたのですが(「兄弟よ」とか「よう相棒」って呼びかけがある)、MIU404というドラマの主題歌だったそうです。そしたらドラマ見てないと実際の解釈は難しいのかもしれません。「ワンワンワン」とか「ニャンニャンニャン」って唐突に犬や猫の鳴き声が出てくるのは、『犬のおまわりさん』をイメージしているものらしいし(MIU404は警察もののドラマ)。ドラマ見てたらよかったのですが、この頃はTV見れなかったし邦楽も聴けなかったのでこの曲のこと自体全然知らなかった。。
まあ、とはいえ、歌詞だけ読んでも漫画っぽい、水と油みたいなバディものを連想します。でもさぁ、
真実も道徳も動作しないイカれた夜でも僕ら手を叩いて笑い合う
誰にも知られないまま
正論と暴論の分類さえできやしない街を抜け出して互いに笑い合う
目指すのはメロウなエンディング
お前がどっかに消えた朝よりこんな夜の方がまだましさ
愛し合う様に喧嘩しようぜ
などのフレーズが畳みかけられるので、萌えざるを得なくないですか?どう考えてもブロマンスの香りというか、いわゆるケンカップルだよな。「お前はどうしたい? 返事はいらない」はかっこよすぎます。痺れる。感電だけに。
あと歌がめっちゃかっこいいです。何オクターブ?低音は私の音域では全然出ない。
稲妻の持つ一瞬のスピードで俺と行こうぜ 返事はいらない (yuifall)