「短歌と俳句の五十番勝負」 感想の注意書きです。
賀客迎へゲーム対戦相手とす (堀本裕樹)
「ゲーム」ってポジティブな意味合いで創作するのが難しい言葉だな、と思っていたのですが、短歌も俳句もどちらかといえばポジティブな意味合いでこの言葉を使っていて面白かったです。
穂村弘は銀行で端末開発をしていたのですね。SEだったような記憶はありましたが…。堀本裕樹の俳句の方は、お正月にお客さんと一緒にゲームをする様子です。なんとなくですけど、正月でゲームというと「人生ゲーム」とか「桃太郎電鉄」みたいなイメージがあります。いとこ同士で対戦とかやったなー、そういえば。堀本裕樹のエッセイでも、友達との思い出として「ゲーム」が語られます。
今、どうなんだろうな。コロナとかもありますけど、人間関係がオンライン化していって、「ソシャゲ」とか「オンラインゲーム」とかすでに生身の友達と一緒にやったりしないんじゃないかな。そう思えば、公園とかで子供たちが集まって一緒にゲームしている様子も、なんで公園でゲーム?とか思ってましたがむしろ微笑ましいのかもしれない。将来、「あ、友達とやったゲームだ」って思い出になりますよね。
このお題、「ゲーム作家」の人が出しているそうで、実際に「ゲーム」のことなんでしょうが、どうしても
Yesterday, love was such an easy game to play
というThe BeatlesのYesterdayの歌詞が頭をぐるぐるして止まらなくなってしまい、全然アイデアが浮かびませんでした。*NSYNCのBye Bye Byeでも
Don’t wanna be a fool for you
Just another player in your game for two
って歌詞あったなー。日本語にするとき「恋のゲーム」とか「恋の駆け引き」とか言うと一気に古臭い感じが出てしまいますが、単純に「遊び」とか「真剣じゃない」みたいなニュアンスなんだろうな、と。
こなすべきゲームみたいな人生のエンドロールも実況で見る (yuifall)