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ぼくの短歌ノート-「唐突な読点」 感想

講談社 穂村弘 著 「ぼくの短歌ノート」 感想の注意書きです。

yuifall.hatenablog.com

唐突な読点

 

 読点のある歌って時々見ますが、こうして集められると面白いです。

 

約束を残したまま終わっていくような別れがいいな、月光 (杉田菜穂)

 

なんて素敵♡そうかぁ、月光だけが後に残ってるのね。そして、

 

約束の果たされぬ故につながれる君との距離をいつくしみをり (辻敦子)

 

白和えを作ってあげる約束のこと思い出す別れたあとで (俵万智

 

約束はしたけどたぶん守れない ジャングルジムに降るはるのゆき (穂村弘

 

思い出した。確かに、果たされなかった約束っていつまでも心に残る気がします。

 

 同じ読点モノでもがらりと雰囲気が変わり、

 

牡蠣フライ家で揚げると熱々でいつも誰かが火傷する、口 (岸本恭子)

 

は笑える。オチか!そうかもね(笑)。

 

 あと

 

容疑者にかぶされているブルゾンの色違いならたぶん、持ってる (鈴木美紀子)

 

はちょっとブラックですね。一歩間違ったら自分もやってたんじゃ的な雰囲気を感じます。そして解説読んだら、

 

こういう場合の「容疑者にかぶされているブルゾン」は、本人のものじゃないんじゃないか」と気付く。

 

とあって、確かに!と思った。おおー、深いな。

 

 

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