講談社 穂村弘 著 「ぼくの短歌ノート」 感想の注意書きです。
時計の歌
時計の歌も多いんですね。なんか意味深だもんな。
進行性不治難病と告げられて何処に在りてもわれは<時計>か (山口健二)
なんて非常に心情が伝わりやすい、ああ、「時限爆弾」的な意味合いの「時計」ねって。まあ、人間はみんな等しく「進行性不治難病」なのかもしれませんが…。意識するとしないとに関わらず…。って解説にも書いてあるな。
洗濯機の
レンジの
ビデオデッキの
デジタルの時間少しずつずれてる (もりまりこ)
は面白いですね。あるあるだし、もーほんとの時間どれだよ!ってなるよね(笑)。で結局携帯見るんだな…。
「時計」をテーマに恋の歌作ろうとするとなんか「あなたといると時間が早く過ぎる」系か「あなたは時間になると行ってしまう」系か「時間を巻き戻したいor止めたい」系になりがちだな。。もっと斬新な感じの作れないかなーと考え中だけど今のとこできてません(笑)。
自らを時計となして生きるためきみに手袋嵌めさせている (yuifall)
てきとうに針を回すよ腕時計午前か午後か決めかねながら (yuifall)