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ぼくの短歌ノート-「会社の人の歌」 感想

講談社 穂村弘 著 「ぼくの短歌ノート」 感想の注意書きです。

 

yuifall.hatenablog.com

会社の人の歌

 

 この章面白いです。歌も面白いけど、解説がめちゃくちゃ面白い。

 まず

 

オレの名は「野田さん」じゃない「部長」だと若手社員に怒鳴りたる人 (清水良郎)

 

がね、ぱっと見は単に偉そうな部長だなーって思ったのですが、よく見たら「オレの名は部長」なのかよ!解説にも

 

「会社では」ではなく「オレの名は」まで踏み込むことによって初めて狂ったパッションが詩の扉を開くことを可能にしたのだ。

 

とあり、「狂ったパッション」って言葉のセンスがよすぎて笑った。

 あと

 

UFOが現れたとき専務だけ「友達だよ」と右手を振った (須田覚)

 

も、そもそも歌自体がめちゃくちゃ笑えるのに、解説で

 

UFOが現れたとき主任だけ「友達だよ」と右手を振った <改悪例1>

UFOが現れたとき詩人だけ「友達だよ」と右手を振った <改悪例2>

 

と具体例を挙げてこの歌の面白さを説明してくれてて(笑)、確かに詩人はUFOと友達でも面白くない!専務だとめっちゃ面白い!そして逆に社長とか会長とかになっちゃうとそれも大物=UFOとのつながりありそう(笑)?ってなっちゃうし、専務ってチョイスが完璧や!と、かなりときめきました。

 

 みんなこんなこと考えながら仕事してんのかなーと考えると面白いな。私ももっと仕事中に妄想した方がいいのかもしれません(笑)。

 

 

一人しかいない上司が延々とアニソン流し続ける職場 (yuifall)