講談社 穂村弘 著 「ぼくの短歌ノート」 感想の注意書きです。
繰り返しの歌
いろんな繰り返しのパターンがあって面白い!一番好きだったのは
祖父なんばん 祖母トンガラシ 父七味 母鷹の爪 兄辛いやつ (踝踵)
ってやつで、おおー天才!って思いました。定型だしオチも効いてるし全部同じものなのに違う言い方してて、この人ラッパーとかになれそうだな(笑)。あとは
好きだった雨、雨だったあのころの日々、あのころの日々だった君 (枡野浩一)
が好きで、ああ、これは最後、君が好きだった、になるんだなー、これもうまいなーと思いました。
こういうのって定型の方が綺麗さが際立っていて好きです。でも自分で作ったらなんだかやっつけ感のある歌になってしまいどうも納得いかない…。「繰り返し」って難しいですね。
0と1の間に眼窩が浮かびをりデジタルとは暗い暗い暗い闇 (yuifall)