書肆侃侃房 出版 東直子・佐藤弓生・千葉聡編著 「短歌タイムカプセル」 感想の注意書きです。
想うとは水ににじんでふるえる声紋 けばだちながら積まれゆく雲
全体的に宇宙とか、遥かなる存在のようなものを感じさせる歌が多いなーと思いながら読みました。
水球にただよう小エビも水草もわたくしにいたるみちすじであった
なんかも、球状の水槽の中の水草とか小エビとかを見ながら、そこからはるばる自分に連なってくる生命とか時間を思い起こさせる感じです。しかし、一つどうしても分からないものがあるのですが、
死にいたるまでの愛とふ言葉もて北半球に生れたる甲冑
というものがあり、これって何のことですか??なんか甲殻類とか昆虫の名前?それとも本当に甲冑の名前?「死に至るまでの愛」って何のこと??どうしても気になって色々ググったのですが分からなかった。。誰か教えてください。
指先は辿りつかない公転がブルーライトを瞬かせても (yuifall)
愛してもそれを忘れてしまう 「Siri, 溺れるように抱かせてくれよ」 (yuifall)