POI感想の注意書きです。
タイトルLegacyは、「遺産」であると同時に「レガシーシステム」というコンピューター用語でもあるそうです。まだ使えるけど古いシステムという意味らしい。アンドレアが「今私はアップデート中なの」って言うのは、レガシーを脱却したいという意味合いだろうなぁと。あとは当然ネイサンの「遺産」を受け継いだウィルが登場する、という意味でもあります。
冒頭、リースとカーターがS1E1以来初めて対面で会話します。リースとカーターのやり取り好きだな♡ リースが優しかったり偉そうだったり少女漫画のドS彼氏みたいなのにカーターが全く振り回されないとこ好き(笑)。
今回正式にカーターが仲間になるんですが、ファスコとの扱いの違いが…。ファスコがかわいそうになるレベルなんですが萌えるわ…。カーターには優しい声で「ありがとう」とか言っちゃうんですよね、リース君。すごいときめいた(笑)。で、フィンチに「2人の刑事さんを陰で動かすのはよくない」とか言われちゃいます。この時リースに「守るためには情報は少ない方がいい」って言われてフィンチが黙っちゃうのはマシンのこと考えたからかなぁって思った。
この後も
I'll tell you only if I don't wind up getting called to a crime scene, understood?
あたしが犯罪現場に呼び出されないんだったら教えるけど、分かった?
You have my word, Detective.
約束するよ、刑事さん
とか言っといて男が交通事故で死ぬと
So much for not dropping any bodies.
死体を落さないのもこれまでか
(字幕では「死亡ゼロを目指したのに」でした)
とか、
Your good at this Carter.
カーター、よくやったな
It's my job. And I don't even have to shoot anyone to do it.
これはあたしの仕事よ。それにこれをするために誰も撃たなかったし
とか、全体的に2人のやり取り面白いです。
この回は対象者の弁護士さん、アンドレアが好きです。「セカンドチャンスを信じてるの」って元気で前向きで、自分の過去の過ちと向き合うためにあえて故郷で必死に働き続けるとこ、いいなって思います。アンドレアが陽気な音楽を聴きながら歩いている後ろでリースが暴漢と格闘するシーン笑えました。アンドレアとリースの会話も好き。
So, tell me, why do you want to sue your boss?
えーと、それで、どうしてあなたは上司を訴えたいの?
Well, my working conditions are, um...
ああ、俺の職場環境は、何て言うか、その
Unsafe.
安全じゃない
I slipped and hurt my back.
俺は滑って背中を痛めた
Did that happen on the job?
それは仕事中に起きたの?
Just last night, actually.
まさに昨晩だよ、実際
Mr. Reese, I've got sound in both microphones, now.
リース君、私は両方のマイクの音声を今得たよ
Connecting to her hard drive.
彼女のハードドライブに接続して
I sent an email with a virus promising 40% off any purchase at Bloomingdales.
私はBloomingdalesのどんなものにも使える40%オフの広告を表示するメールにウイルスを仕込んで送った
She couldn't resist downloading it.
彼女はそれをダウンロードせずにはいられないだろうと思ってね
So, what's this boss of yours like?
それで、あなたのボスはどういうタイプなの?
Very manipulative. Secretive.
人を思い通りに操ることがうまく、秘密主義だ
We've had some personality conflicts.
俺たちは性格が全く合わない
I take it he has a lot of money.
彼はお金持ちなんでしょう
He's, uh, one of those rich loner types.
彼は、そうだな、孤独な金持ちタイプの一人だな
Kind you'd call strange if he didn't have so much cash.
彼がそんなにお金を持っていなかったらただの変人だ
So, instead, he's, uh, eccentric.
でも、代わりに、彼は、その、常軌を逸してる
Well, this case is going to rack up a lot of hours.
えーと、このケースは時間がとてもかかると思う
I can pay upfront.
前払いできるよ
Then I can start immediately.
そしたらすぐに始められるわ
フィンチが聞いているのを知っていて言いたい放題です(笑)。聞きながらフィンチが微妙な笑顔を浮かべるのもかわいい。
前回といい今回といい、たまに出てくるこのボスいじり笑えます。こういうのだんだんなくなっていっちゃうんだよなー。ボスいじりはS1だけかもしれないですね。S2以降R&F仲良くなっちゃうもんな。性格合わないのに離れられないの萌えるわ…。
ちなみにここでフィンチはリースの前科をでっち上げているんですが、なぜか生年月日が1937年2月4日になってます。じいさんか。殺人で逮捕されたのは1984年2月1日だって。なのに年齢欄には46歳って書いてあって何が何だか分からん。
E7 Witnessのファスコの書類とか前回のマシンの認識とかもけっこう適当だったし、細かいところはいい加減なのかも…。
この後のリースとアンドレアの会話もとても好き。
It's hard to find the right kind of guy in my line of work.
私の仕事じゃ、まともな堅気の男性と知り合うのって難しいの
That seems odd, because you're very attractive, smart...
それはおかしいな、君はとても魅力的で賢いし…
Let me stop you there, John.
そこでやめて、ジョン
I don't date my clients or ex-cons.
私はクライアントや前科のある人とは付き合わないの
Been there, done that.
前はそんなこともあったけど、もうやめたの
This is Andrea 2.0 you're looking at.
あなたが見ているのはアンドレア2.0なのよ
Plus, I need your money.
それに、私はあなたのお金が必要だし
And I like my guys not quite so...Better looking than me.
それに、私は、その…見た目が私よりすごくいいってわけじゃない人が好き
Why did you stay in the town where you grew up?
君はどうして自分が育った場所に留まるんだ?
I mean, why not start fresh?
つまり、どうして新しい場所で始めないんだ?
Because I'm not running away from who I was.
だって、私は過去の自分から逃げ出したくない
I was taught it's okay to make mistakes, and I believe everyone deserves a second chance.
過ちをおかしても大丈夫だと教わったし、誰もが二度目のチャンスに値すると信じてるの
リース、時々ナチュラルに対象者の女性を口説いてる??ってシーンあるんですが何なん??そんでなぜ皆リースに惚れないの??
そして図書館で襲われたアンドレアを助けた後、「何なの?」と尋ねられてリースが「俺にはもう君の助けは必要ではなくなったようだ。だが、君には俺の助けが必要だ」って言うシーン超かっこいいです。惚れるでしょ…。ほんと、なぜ皆リースに惚れないの??
Maybe you can stop sneaking into NYU's library.
君はNYUの図書館に忍び込むのをやめられるかも
I think I'm gonna start with a new pair of shoes.
まずは新しい靴を買うわ
Besides, I like it in there. Has a good vibe.
それに、あそこが好きなの。気分が上がるから
Even after you almost go killed?
そこで殺されかけた後ですら?
Well, I had you and your complicated job to save me.
だって私にはあなたと、私を救ってくれるあなたの「複雑なお仕事」があったもの
You ever think of having a less hazardous profession like mountain climbing or bear wrestling?
あなたはもっと危険じゃない仕事をしたいって思わないの?例えば登山とか、熊とレスリングするとか
I mean, is it really worth risking your life for people you don't know?
つまり、全然知らない人のために命を掛ける価値って本当にあるの?
You're not the only one who believes in second chances.
セカンドチャンスを信じているのは君だけじゃないんだ
いいよね!二度目の人生を生きているリースだからこその説得力のある言葉です。この後アンドレアがリースにハグするシーンも好き♡
他にはフィンチが福祉局のシュレッダーをスキャナーに変えちゃうとこ超好きです。まずはカーターに非通知で電話し、「誰なの?」「分かるだろう」って(笑)。この時PCの前で電話しながら溶接?作業してて、あのスキャナー手作りなの??って驚愕したわ。フィンチ、機械全般強いですよね…。さすがMIT…。で、福祉局に侵入します。
Finch, are you in?
フィンチ、着いたか?
Just.
今
Well, you need to move fast.
それなら早く動いた方がいい
Thanks for that newsflash, Mr. Reese.
ニュース速報をありがとう、リース君
Here I was planning to move at a sloth-like pace and get myself captured.
つまり私が計画していたようにナマケモノのような速度で行動していたら捕まっていたところだったね
The scanner's installed, Mr. Reese.
スキャナーのインストールは終わったよ、リース君
Was that fast enough for you?
君にとって十分な早さだったか?
フィンチの喋り方、棘があるなー(笑)。で、リースは聞いてニヤッと笑います。
あとリースとファスコのやり取りも面白いです。
Hello, Lionel, miss me?
やあ、ライオネル。俺が恋しいか?
Yeah, like I miss a hangover.
ああ、二日酔いくらいに恋しいね
I've got a job for you.
お前に仕事がある
This about Carter? Because she's still acting all hinky.
カーターの件か?彼女、ずっと怪しい行動してるぞ
No, it's not Carter I'm concerned about right now.
いや、俺が今関心を持っているのはカーターじゃない
It's someone else.
他の人物だ
どっちかがMiss me? って言ってどっちかが「何言ってんだバカ」みたいに返すやり取り大好き。どうしてフィンチは気の利いた返ししてくれないんだろうなー。
あと、「俺が今関心を持っているのはカーターじゃない(フィンチです)」に萌えてしまい困ったわ…。
さて、リースのストーカー活動が徐々に本格化していきます(笑)。
冒頭、ボードの前に立って気づかわしげに携帯を眺めているフィンチに探りを入れるリース。
You look worried, Finch.
心配ごとがあるのか、フィンチ
Did your tailor move out of the city?
あんたのテイラーが引っ越したのか?
なんだそりゃ(笑)。字幕では「スーツにシミでもできたか?」みたいになってました。
その後もフィンチはずっとそわそわしていて、中盤2人で話している最中にフィンチに電話がかかってきて、「できる限り早く行く」と答えたフィンチは「アンドレアを見張れ」と言い残して出て行ってしまいます。リースはここではフィンチを尾行してはいなさそうでしたが、フィンチが会った相手は見知らぬ若い男…。しかもハグとかしてる…。ここでは誰なのか一切分からないまま、「ついに髪を切ったのか」「ついに眼鏡を変えたね」と言って抱き合い、「違法賭博は危険だが、戻ってくれて嬉しいよ、ウィル」「また保釈金を払わせてごめん」と、超親し気な会話が交わされます。
この演出一体何なの…。POI、狙ってきてるとしか思えなくて怖いよ…。なぜフィンチの周りに思わせぶりに複数の男を配置する??リースとちょっとずつ打ち解けていく一方、昔の男(ネイサン)の影…。そして突如現れる親し気な若い男→ネイサンの息子であることが発覚→後日「おやすみ、ネイサン」に繋がるという恐ろしい爆弾ぶりです。
フィンチとウィルはネイサンの家へ向かいます。離婚後住んでいた家のようですが、ネイサンはいつ離婚したんだっけ…。S2E6 High Roadのフラッシュバックで2004年に「オリヴィアが別居の延長を申請した。離婚は秒読みだ」と言っていたので、ウィルが大人になってからだろうな。ネイサン、意外に結婚生活長かったんですね。つまりこの家にウィルと2人で暮らしていたとは考えにくく、ネイサンが1人で住んでいた家ということだろうか。でも超広い家で、プールみたいなのまであります。IT企業のCEOだし、もともと制作側が想定していたのはスティーブ・ジョブズみたいな立ち位置らしい。
Wikiにはこうあります。
MALE (40-55; any ethnicity) - INGRAM. A telegenic tech mogul in the mold of Steve Jobs, he's a friend and partner of Finch's. The face of Ingram Technologies, their collaboration has made Ingram one of the richest men in the world. RECURRING GUEST STAR
てことはフィンチのモデルはスティーブ・ウォズニアックなのか。ブルーボックス(不正に無料で長距離電話をかける)とか、偽名で大学入るとか、そういうエピソードもそれっぽいです。
後日政府が「顔が売れすぎていて簡単には殺せない」と言ってるシーンあったけど、確かにそうだよなー。「ここに来るのは葬式以来」ってウィルは言ってたけど、多分フィンチはネイサンの葬式出てないよね…。なんかこの2人の会話、本当にやり切れないわ…。秘密が多すぎるせいで人間関係が複雑になりすぎ。。
ここで、ネイサンは息子を大切に思っていたし自慢にも思っていたけど仕事の虫だったから2人は上手くいっていなかったこと、ウィルは医者で、赤十字とか国境なき医師団とか外国で働いていたこと、病気になった人を救うことよりも病気の原因を断ちたいと思っていることが語られます。それを聞いたフィンチは「君はお父さんに似ているよ」と言います。「荷物を整理してここは売ろうと思う」と話すウィルに、「でも出て行くときは連絡がほしい」と言うフィンチ。そしてウィルはまたフィンチにハグします。
で、それを望遠カメラで監視しているリース(笑)。めっちゃ写真撮ってるがな。この構図笑いが止まらんわ。会話がリースにも聞こえてる風の演出でしたが、実際に盗聴してんの?それとも視聴者に聞こえているだけでリースには聞こえてないの?その辺はよく分からん。
フィンチは最後にも再びウィルと会うのですが、家を売ってNYを離れるつもりでいたウィルは気を変えていました。「父さんのことをもっと知りたい」と言い、ネイサンの秘密に迫ろうとしていることが分かります。フィンチはウィルをどうにか医者の道へ戻そうとするのですが…。
なんか見てて悲しくなってしまった。フィンチはウィルのこと大切に思っているはず。親友の息子で、明らかに長い付き合いでかなり親しい間柄だということが分かる。なのに、本心ではNYにいてほしくないしネイサンのことも知ってほしくないと思ってる。自分の経歴も偽っているし、マシンのことも隠しているからです。グレースのこともウィルのことも、愛していても秘密があるとこういう関係しか築けないのか、ととても悲しい気持ちになりました。フィンチはウィルの前では保険の仕事をしていることになっていて、しかもコンピューターは苦手なことになってます。だからネイサンがIFTで何をしていたかよく分からない、と話します。
フィンチは1994年頃からIFTの平社員の身分もあったようですが(S1E2によれば)、IFTの平社員ではCEOのネイサンと親友なの不自然だし、大学時代の友人やネイサンの家族も含めてネイサンと共通の知人の前では保険会社役員ってことにしているのだろうか。しかし、MIT卒でパソコン苦手は無理がありますけど…。もはやウィルにはネイサンとの出会いから偽っているということ?
大学時代の友人にはどの身分で接していたのだろうか。ネイサンとの共同経営者の身分を明かしていたはずはないですが、MIT卒だと様々な業界にいろんなコネがありすぎて身を隠すの難しそうだけどその点どうなんだろう。卒業後、いったんネイサン以外の前から完全に姿を消したのかな。フィンチとネイサンの関係性がお互いに特別過ぎるといつも思うんだけどその辺の状況は全く描写されないのでどういうモチベーションがあってこうなったのかよく分からん…。本当に純粋に「親友」っていうか、気持ちだけでこうなったのか?(つまり、利害関係なしにこうなったの?)
ところでウィルは「父さんは7年間事業を縮小していて、従業員全員を解雇してる。そして作ったものを1ドルで売った」と言うんですが、マシンを1ドルで売ったのは2005年の2月25日だけど事業を縮小したのは少なくとも9.11よりも後だから、フラッシュバックで「従業員の半数を解雇した」と言っていた2002年からマシンを正式に政府に引き渡した2009年までの7年間ってこと?あと、S1E2ではフィンチの偽身分の一人がIFTで17年間働いてることが分かるし、ネイサンは「従業員の半数を解雇した」って言っていたから全員解雇は事実誤認のように思われます。
さて、リースは自分が対象者を追っている時はフィンチを付け回せないので、ファスコに尾行させてます。「いつまでやるんだ」と聞かれて「納得するまで」ですって。いつ納得すんだよ(笑)。でも面白いのでこのまましばらくやっててくれ♡
で、リース本人はウィルのネットストーキングしてます。「ウィル・イングラム」で検索してるんですが、トップに出てきているのはネイサンの死亡記事で、二番目もネイサンの国際会議での映像みたいなリンクでした。3番目がウィルのSNSで、そこにアクセスします。Dad, Rest In Peaceみたいなキャプションがついた画像があって、そこにネイサンの写真が…。「大富豪の悲劇的な死」とかいう記事にぶち当たったところでフィンチから電話が。
Where have you been, Finch?
どこへ行っていたんだ?フィンチ
I won't be back in the office today.
今日はオフィスには戻らない
Maybe you should take the rest of the day off as well.
君も同様に後は休んでくれればいい
You want to talk about it?
何か話したいことはないか?
Not particularly.
特にない
But you admit there is something going on, something that you're worried about.
だがあんたは何かが起こっていて、それを心配していると認めたじゃないか
That makes me worried.
それで俺は心配してるんだ
Well, you needn't, Mr. Reese.
その必要はないよ、リース君
I hope you understand that there are certain things that I can't tell you.
君に言うことができないことがあることを分かってほしい
Oh, I understand completely, Finch.
完全に分かっているよ、フィンチ
リース君、愛人みたいですね(笑)。この会話のリース、けっこう不気味です。なんか従順そうに装ってる感じが…。That makes me worried.とか、Oh, I understand completely, Finch.とか、本当に心配してるみたいな口調と顔つきでちょっと怖ってなったよ…。この人こうやって口を割らせるんですね…。恐ろしい子…。
リースはフィンチがIFTを所有していることを知ってるし、ネイサンがIFTの創業者なのは世間的に周知の事実でしょう。ネイサンの出自や経歴はおそらく調べればすぐ分かることだと思う。で、今ウィルがネイサンの息子だということと、ネイサンが2010年のフェリー爆破事故で亡くなったということを知ったはず(というか、みんな知ってるのか?スティーブ・ジョブズの死因は私だって知ってるし)。リースは若い頃のネイサンとフィンチの写真も見ているし、「In the beginning, N.I.」と書かれた裏書も見てるから、このN.I.がネイサン・イングラムだということはもう気付いていると思う。
そしたらフィンチの身体だってその事故が原因で…って当然分かるだろうし、フィンチとウィルの様子からフィンチとネイサンがかなり長いこと親しかったことも分かるのでは?
リースがフィンチの何を知ったのか、何を知りたかったのかいまいち判然としませんが、最終的にはボスにGPSをつけるあぶない男に成長してくれてとても楽しいのでこのまま見守りたいと思います♡
ちなみにネイサンの死亡記事はこんな感じ。
Billionaire's Tragic Death
by Mark Cyr
Nathan Ingram, the highly esteemed visionary and charismatic founder of IFT, has died. He was 48. His friends and family are overwhelmed by the wave of sympathy and support from the employees who worked with him, as well as from the general public and devotees of IFT's ubiquitous technology. It seems as if no one can get through the day without having an interaction with something, be it their car or computer, that has been touched by IFT. (...)
本編:2012年1月18日頃らしい
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