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glee雑記④

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yuifall.hatenablog.com

 順番的には次はS1x19の感想なんですけど、ずっとS1の話アップしてきて、S1って22話あるし、S2の6話までブレイン出てこないし、ってことは約1か月もブレインの話できないわけか…って勝手に耐え切れなくなった私です。

 雑記はS1とS2の間とかに挟もうとか考えてたんですが、別に誰に強制されたわけでもないのにそんなマイルール意味不明に守る必要なくないか?って急に我に返り(笑)、金曜夜だしちょっと脱線します♡

 

 以前「吹替え版の感想も読みたいです」とすごくありがたいコメントをいただき(本当にありがとうございます)、それまであんまり考えたことなかったのですが調子に乗って考え始めたところコメント欄に収まらないほど長くなったので(いつものことですが…)、まとめてみました。といっても全キャラってわけにはいかなかったのですが…。

 (あと声優さんについては全然何も知らないです。すみません)

 

 吹替え版で特に好きなのはブレインとサムかな♡もう早く出てきてほしいー。S1楽しいんだけどこの2人がいなくて物足りないんだよ…。

 ブレインについては前も書いたのですが、吹き替え版の喋り方すごい好きです!ちょっとコミカルな感じの演技ですよね。明るくて天然なブレインのキャラに合ってると思う!細かすぎて伝わらないかもですが(笑)、S2プロムでダンス申し込むときの「すみません」とか、S3 Choke回でパックに「ブレイン、お前もだぞ」って言われた後の「ありがと」とか、S4ワンダフル回の「キュートっていうか、エロかわ」とか(笑)、前にも書いたけどFirst time回の「重ね着だから♡」とか、結婚式回の「毎年は、えーと、けっこう、大変だよ?」とかさ。

 サムは、声のトーンが好み(笑)。てかさー、S2で初登場の時はすごいイケメンだと思ったのにどんどんアホキャラに…。声も含めてすごいかっこいい!って思ったんだよなー、最初は(笑)。S2デュエット回でカートに60曲も送りつけられといて「彼、歌うまいね」「(フィンに対して)きみはゲイに偏見があるんだ」って言った時の喋り方好きー。あとはアホキャラになってからは中学生レベルの下ネタが増えて(笑)、吹替え版だと特にS4最終話でブレインの指輪選びに付き合いながら「お前は俺とやりたがってた」とか言ってたのが笑えた。これ、字幕だと「狙われてた」でちょっとマイルドなんですよね(笑)。まあ、全体的に字幕版はマイルドですよね(笑)。あとは銃暴発事件回でユニークに「天使って性別あるの?じゃあセックスすんの?」とか言ってたシーン笑えたな。

 

 その他のキャラについてだらだら語ります。。

 ブリトニーは言葉遊びレベルの天然発言が多いので、これ、日本語にするの大変だろうな…って思いました…。S2地区大会でアーティと喧嘩する時の2人の語彙力の違いによるすれ違いとか(笑)、S3ホイットニー回でブレインが言った「cheating」に対して字幕だとそのままチーティング→「チーター」、吹き替えだと浮気→「うきわ」になってて、元のブリトニーの台詞と全然変わってた(笑)。あとはサンタナとのセックステープ流出させた後の会話シーンでも、字幕と吹き替えで大分情報量が変わってて驚いた記憶があります。。吹き替え版のブリトニーもかわいい♡

 サンタナ、カートも、固有名詞を多用して英語独特の皮肉な言い回しをするので、字幕でも吹き替えでも正確に訳するのは難しいだろうなと思いました。。やっぱり、文化的背景が共有されてないと分からないもん…。「ちょっとジェフリー・ダーマーなのは分かってる」とか「あんたってグランマ・モーゼスよね」とかさ…。カートパパもこういう話し方するんだよね…。「お前はロック・ハドソンタイプのゲイじゃない」みたいに。スー先生も。

 こういうの、字幕でも吹替えでもほとんどの場合省略されてるし、省略されずに人名がそのまま出されてる時もあるけど人名見てもニュアンスとか意味がよく分からなかったりして、なのにあとで伏線回収されたりするから、多分気づいてない伏線とか小ネタも大量にあるんだろうなと思いました。。

 小ネタ、分かったシーンの例をいくつかあげると、(前も書いたけど)バートが「俺の息子の声はロニー・スペクターだ」ってS1で言ってて、S5の「Take Me Home Tonight」で「ロニーみたいに歌ってよ」(ブレイン)「Be my little, baby」(カート)って掛け合いになってたりして。

 あとはカートがS3全国大会でユニークを応援するシーン、「がんばって」の英語表現で「Break a leg」っていうところを「Break a heel」って言うんだよね。これ、「ヒールでね」ってなってたけど、ニュアンス的には「(あげた)ヒール履いてがんばってね」だよなーと。

 あとホイットニー回での喧嘩シーンも、「きみは男らしいゲイ(吹き替え)」「進化系ゲイ(字幕)」「alpha gay(実際の発言)」で大分ニュアンスが違うなと思いました。つまりalpha maleって意味だよね。

 NEW NEW YORK回の「超はげしい」シーンも、実際の発言は「makeup sex」だから「仲直りセックス」だよね(笑)。こういうの限られた時間内にニュアンスも含めて正確にしかも口語に訳せないもんなー。

 

 パック、フィン、サムも、英語だと男子同士の会話で「dude」って呼びかけを多用してて、こういう話し方をカートやブレインはしないので、英語ネイティブだと話し方の違いによる人格とかニュアンスの違いが分かるんだろうなぁと思うんだけど正確に理解できない。パックは吹き替え版でもちょっと「○○っす」みたいに喋るので違いが分かりやすくなってるよね。英語でも特にブロークンだなと感じます。でもいわゆるブルーカラー的な喋り方する人っていないような気もするな…。メルセデスの喋り方も黒人英語かどうかよく分かんなかったし。ローリーはアイルランド訛り、アダムはイギリス英語だなって思ったけど。

 

 吹き替えの喋り方であとかなり特徴的なのはロズ先生、ローレン、ローリーだよね(笑)。みんなロから始まる名前だな…関係ないけど…。ローリーの訛り感は吹き替え版だとかなりダイレクトに堪能できて楽しい(笑)。丸山薫の「幼年」という詩集の「汽車に乗って」という詩に、「汽車に乗って あいるらんどのやうな田舎へ行かう」という一節があるのを思い出しました(笑)。世界中で田舎認識されてんのか…。

 

 全体的に字幕版ってかなり省略されてることが多いので、最初は日本語字幕で全部見て、その後で吹き替え版で台詞全体の意味を把握→好きなシーンはさらに英語字幕で英語の聞き取りをして、なるべく原語で意味を把握できるように努めています。。glee見るまで吹き替えって好きじゃなかったのですが、吹き替えじゃないと意味が理解できないシーンとか字幕に表示されない台詞とかもあったりするし、日本語の方がダイレクトにがつっと意味が入ってくるので、生まれて初めて吹き替えの重要さに気づきました。。おせーわ。声優さん今まですみませんでした(笑)。特に複数人が一度に喋るシーンとか、重要なことを早口でやり取りするシーンは吹き替えで全部聞いてから英語に戻った方が楽しいです!

 S2のカロフスキーをカートが一方的に責めてキスされちゃうシーンとか、KlaineのS3x05のゲイバーの帰りに喧嘩するシーンなどなど、とにかく早口のシーンは特に字幕よりも吹き替えの方が切迫感があって面白かった。ブレインが何度も「キスして」、とか「君がほしいんだ」って言ってて、カートは「手が冷たいよ」って。字幕だとこの辺だいぶ省略されちゃってるからなー。あとはNEW NEW YORK回の例のシーンも、字面で見るよりも声できいた方がエロかった(笑)

 やっぱり切迫感があるシーンって、どうしても英語だとダイレクトに伝わってこないので…。それは残念だなー。。何度もしつこく好きって書いてる結婚式の後4人でわーわー会話するシーンも、複数人が一度にしゃべるから吹き替えじゃないと追いきれないんだよな。このくらいのスピードの英語が聞き取れるように、というか聞き取れてさらに細かいニュアンスを即座に理解できるレベルになればなーって思うんだけど…。多分無理…。

 

 吹き替え版が楽しい回で今ぱっと思い浮かぶのは、S2のデュエット回、ブレイン初登場回(てかS2はE6からE20まで字幕吹き替えに関わらず神がかった面白さだと思います)、S3のFirst time、ホイットニー回(うっふんってなんだよ笑)、入れ替わり回(カートがティナを口説いてるシーンとかあとKlaine関連のシーン全体的に笑えた)、S4の最終回、S5のプロポーズ回、タトゥー入れちゃう回、New New York回、S6のサンタナブチ切れ回、結婚式かなぁ。多分他にもあると思うけど、ぱっと思い出せないなー。でもどの回も両方見ると違った楽しみがあって得した気持ちになります♡