glee感想については注意書きを必ずご覧ください。
この回はカートの「A House Is Not A Home」ですよー。前回のマドンナあたりからカートの顔がめちゃくちゃ綺麗です。そして指繋いでるBrittanaに萌えます♡
しかしこの歌は切ないわ…。明らかにフィンに向けて歌ってて、フィンは戸惑ってるしパックは「おい、お前ら…」みたいなリアクションだしさぁ…。この辺のカートの気持ちの流れというか全てが切なすぎる。フィンには美人の彼女がいて、でもクインは遅かれ早かれフィンを傷つけるってカートは思ってて、その時フィンの一番の支えになりたいって思い詰めてた。それで、フィンの母も夫を亡くしてるって知って自分の父親と引き合わせて。それはうまくいったしフィンは思った通りクインに傷つけられて別れたけど、フィンはしょせんストレート男子でその後もレイチェルだのブリタナだのにふらふらしてるし、パパは自分を差し置いてフィンとどんどん仲良くなってくし…。
キャロルが最後にぼさぼさ頭で出てきたのってE10で、この時にカートはフィンも片親だって知るから、おそらくE11あたりからバートとキャロルは交際してるのかなーと。描かれてはいないけど、それなりに交際期間はあるのではと思います。だからこそバートはフィンにはっきり「彼女を愛してる」って言うんじゃないかな。フィンは心の中で見ず知らずの父親に対する憧れを募らせてるから最初は反発するけど、キャロルの「今まで誰にも支えてもらえず16年やってきた」っていう吐露を聞いた直後で、バートはアメフトやバスケの話も話が合うし、何より母親を誰より愛して大事にするってはっきり言ってくれて、一気に心の距離が縮まる。フィンはずっと父親が欲しかったんだよね。そしていきなり目の前に理想の父親が現れてさ。自分に思いを寄せてるカートと一緒に暮らすことになるのは嫌だけど、でもバートのことは受け入れたい気持ちになってる。
一方でカートはもともと下心で親同士をくっつけたけど、この人思考回路が乙女だから多分憧れの彼と同居♡くらいのノリで発想が終了してて、でも実際に4人で会話してみたら自分が本当に愛してるのはパパで、パパがフィンと楽しそうにしてるのが辛くてたまらないってことに気付いただけだった。バートにとってはフィンこそが「理想の息子」で、自分は透明人間だって。カートはフィンが好きだけど、多分このあたりから恋心以上にフィンへの嫉妬が顔を出して、彼への思いが複雑になってくる。
この人ってどうしてもそこから抜けられないよなぁ。「男らしさ」へのあこがれっていうかさ。フィンとはそれで葛藤したし、ブレインにも、音楽の才能を「男として」受け入れられてる彼に嫉妬して。そうじゃない、「あなたらしく」いて、っていつも言ってくれるのはバートとレイチェルだよなー。
「One Less Bell to Answer」もいい曲ですね。何かS6のカートを思いだしちゃいました笑。
あとはメルセデスの「Beautiful」なしには語れないでしょう！メルセデスは自分の外見や歌声に自信があるからこそ彼女なんだと思うよ。クインが「あなたは美しいわ」って言うけど、それよりも何よりもクインがメルセデスを羨ましかったのは、メルセデスが自分をそのままで受け入れてたってことなんだと思う。今彼女はそれを見失ってるから取り戻してほしいって。クインはずっとチアのために食事制限とか外見にとにかくとらわれてきてて、でもglee部で別に痩せてもないし白人でもないメルセデスが自分をありのままに受け入れて堂々としてるのを見て、本当は羨ましかったんだと思うんだよなー。だってクインは30㎏痩せて整形してああなったんだよね。個人的にはその努力をめちゃくちゃ賞賛しますけど、それでもクインは自分を完全には認められなくて葛藤してきたのではないだろうか。だから「自分は太ってて、ブスで、友達がいない」っていうのに手をまっすぐ上げる。S1のクインとメルセデスの友情萌えます♡
まあ、正直な話、glee見ててクインかメルセデスかどっちかと結婚しろってなったらメルセデスを選ぶ男の方が多いんじゃないかと思いますけどね…。クインは顔はめちゃくちゃ綺麗だけどサイコすぎるもん(笑)。やっぱシュー先生―テリはフィン―クインの将来を暗示してたとしか思えないですよね笑。
でも何か、最初にS1から見たときはテリひどいなーとか、シュー先生は妻がいんのにエマ先生といい感じになりすぎ、とか思ってただけだったのですが、久々にS1見直したらハイスクール・スイートハートの結末に気持ちが落ち込んだよ…。シュー先生はS6の2009でもテリに「君は永遠の恋人だよ」とか言ってて、なんかちょっとブレインみたいなんだもん…。まあカートはあんなサイコ野郎じゃないので大丈夫だとは思いますが(笑)、お互いに関係を維持する努力は必要やな…、ブレインのこと大事にしてやってくれや…と思ってしまった(笑)。
