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S5x20;The Untitled Rachel Berry Project 感想

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yuifall.hatenablog.com

 この回も結構好きです。うーん、でも単話で見た時の感想と、S6x01と続けて見た時ではだいぶ、何て言うか、あれなんですが…。この回はS5最終話っていうだけあって全体的にきれいにまとまってて、特にKlaineの関係がきれいにまとまっちゃってるんですけど、次のS6初回でぶち壊しなんで…。どう受け止めていいか正直よく分かんないっす。こんなに覚悟を決めて愛し合ったのに次にしょうもない理由で別れてるっていう(笑)。

 まあ個人的にはS6初回はいろんなメタ的な理由とかKlaineのプレイ的な問題(マンネリ打破的なね)として受け止め、近頃はちょっと笑えるくらいにまでなったので、この回も素直に受け止めて感動しておこうかなと最近思うようになりました(笑)。

 

 そういう目で見た時の感想です(笑)。

 ブレインがカートに嘘ついててそれを打ち明けるシーン、この時の曲めっちゃいいですね…。「All of Me」かぁ…。R&Bなんですね。歌超うまいですね…。でもこのシーンはめちゃくちゃS4x04のTeenage Dreamを彷彿とさせますね。カートもきっと聴きながら、この人はきっと自分に何か致命的にやばいことを言うに違いないと思ったと思うな…。捨てられた子犬みたいな目でピアノの弾き語り(ラブソング)してくるときは要注意ですよ(笑)。Teenage Dream(S4)といい、Against All Oddsといい、弾き語りでめっちゃいい歌歌う時ってほんとろくなことしないなこの人(笑)。で案の定ブチ切れると…。そりゃ怒るよなー…。でもどうだろう、多分考えたんだろうな、自分が選ばれた時にブレインと一緒に歌おうと思ったみたいに、きっと彼も自分と一緒に歌いたくて努力はしてくれたんだろうってカートは考えたんじゃないかな。だから後からブレインを許して、「何があってもきみを愛して信じていくって決めたよ」って言う。

 この、2人の和解シーンいいですよね。恋の相手に心をあずけて、いつか捨てられるかもしれないって思う。でもお互いを支え合ってるって信じながら外の世界に送り出す。愛も信頼も自分が選ぶことで、何があってもきみを愛するよ。ってさー(泣)。これはS6で言ってほしかったです!!!だってこの後くだらない理由で破局するなんて思いたくないもん(うわーん)。

 日本のドラマだったらここで次のシーンに切り替わりそうですが、その後「鳥の話のせいかな…。ちょっとしたくなった」「中に入ろう」「待って、ねえ、僕って世界一ラッキーな男だ」「うん、そうかもね」ってやり取りが入るのが海外ドラマっぽくて好き(笑)。ナチュラルにセクシーな会話がいいです。

 

 そしてブレインが最後カートとデュエットするシーン。この「American Boy」が私の中では2人のNo1デュエットソングです!

「僕が何よりも情熱的になれるのは僕の婚約者です。カート、僕が真実愛する人、一緒に歌ってくれる?」

って言って始まる曲で、しかもバラードじゃなくてラップから始まるノリノリの曲ってのが最高だわ!歌詞もめっちゃ2人っぽくて、

「5.7feet(174cmくらい)の彼はすごく僕のタイプ」

とか(ブレインはカートよりちょっと背が低いんだけどそこも好きだよ、みたいで萌えます)、

「彼の話し方が好き、自信満々だし」

とか(最初からそうだったよね…。時々自信ないときもあるけどね…)、

「彼の破れたジーンズは嫌いだけど、その下のものは好きになるかも」

とか(かわいい下ネタだし、ここでみんなが笑うのもいい)、あと一番好きなのは、ほとんどカートのパートってとこ。ブレインがカートに歌ってほしくてこの曲選んだんだなーっていとおしい気持ちになるわ。カートのパフォーマンスもかわいいし、ブレインがカートのことめっちゃ好き!っていうのがすごい伝わってくるよ…。まあこれはいつもなんですが…。フルバージョンだと2番の歌詞歌ってるのがブレインで、「ブルックリンに連れてって」とか歌ってんのもかわいいし、お互いがお互いのAmerican Boyなんだなってほんと愛おしい気持ちになります。

 この曲もとのPV見てるといろんなAmerican Boyが出てきて、Maroon5の「Girls Like You」みたい(笑)。最後みんなで踊るのもいいよね。ジューンも納得して、「3番目の夫に似てるわ。彼もゲイだったの」って(笑)。このパフォーマンスめっちゃ好きです。あとブレインがカートのこと「My one true love」って言うのすごい好きなんだよな…。

 

 あとはサム&メルセデスかな。この2人好きなんだけどなかなか難しいですね。。メルセデスは何でどうしても駄目なんだろうな…。やっぱ信仰の問題かな。2人は愛し合ってるけど別れを選ぶんだよね。切ないです。

 この時の女子会&男子会面白かった(笑)。女子会に普通にカートいるし、ブリトニーよりもはるかに存在感あるし(笑)。先日まで「カートはやっぱ女友達とは違う」って言ってたレイチェルがなぜ今回はメルセデスと2人じゃなくて女子を集めたんでしょうか。そして「ガールズトークしましょう」って言いながらカートをちらっと見る(笑)。

 でもここはねー、ある意味ほんとにカートがいてよかったと思うんですよ…。カートってここでは男子の方の視点から意見言ってくれるじゃないですか。「ツアー中きみは耐えられてもサムは耐えられないよ」って。カートには若い男がセックスに対してどんな気持ちか分かるし、自分もかつて遠距離になって裏切られてるし、サムの場合はその時のブレインよりもはるかに忍耐を強いられる状況だっていうのも分かってるし(メルセデスとはセックスできないうえに、サムはモデルで誘惑も多い)。でもカートがそれをはっきり言っちゃうとやっぱ男目線になって角が立つから、レイチェルが女同士ふわっと言ってくれると。ブリトニーはよく分からん(笑)。

 男子3人はほぼサムの独壇場で他の2人あんましゃべってませんが(笑)、最初ブレインが「メルセデスとは別れるのが紳士としての対応だ」って言うんだよね。お互いを気持ちで縛ったまま苦しむのは間違ってるって。これもなかなか男じゃないと言えないよなー。だって女子だったらさー、まあセックスしなくてもどうにかなるんじゃね?我慢すれば?ってなりがちだし、裏切った方が悪いみたいに思いがちだけど、サムは童貞でもないし、もてなくもないし、どうにもならんって感じするもんな。。ブレインは一回遠距離になって自分もふらっとやっちゃってるから、このままメルセデスと離れたら遅かれ早かれサムはやっちゃうしそうすればお互い深く傷つくことになるって思ってて助言したんでしょう。そしてサムが「マジでどうにかなりそうだったけど我慢した」みたいに言ったときアーティがアップになるのが面白い(笑)。これってどういう意味なの??羨ましい的な??それともマジでー、俺には無理ー、みたいな?ウエディング回でティナにブレインがお花畑全開の発言した時もアーティのはあ?みたいな顔がアップになって笑えた。アーティってつっこみ役で面白いわ(笑)。

 

 レイチェルのあの脚本はなんなんだ(笑)。カートの着てた着ぐるみ、S5x19で老人ホームの老人が着てたやつと一緒ですよね??カートに対する老人ネタいじりがすでに始まっておりました。ブレインとブリトニーのシーンも意味不明である(ここ、予告で流れて騒然としたという噂ですが、そのためだけに作ったシーンなのかな…。映像的にはちょっとおいしいですけど笑)。ここでカートがちょっとキレ気味になってんのも笑える。アーティは句読点なしで6ページもしゃべるんかい。ある意味ちょっと見てみたいよ?

 

 サムは夢叶ってよかったね!なんかS5最終話はきれいにまとまってるよね(笑)!そして次回1話目で全てぶち壊しっていうのもまあある意味今までのgleeっぽいのか(笑)?ジェットコースター状態で頭が付いて行かんです。

 

yuifall.hatenablog.com

 

以下直訳

2人の会話↓

They're full of diseases.Pretty hard to dance at your showcase with bumblefoot.

(彼らは病気だらけだよ。趾瘤病になったらきみのショーでダンスするのは難しくなるよ)

Humans can't get bumblefoot.

(人は趾瘤病にはならないよ)

And I don't want to do the showcase anymore.You are more important to me than anything.

(そして僕はもうショーなんかしたくない。ぼくにとってはきみが何より大切なんだ)

What do you think it's like to fly for the first time? I mean, here you are up in this nest which is the only home you've ever known and even though your D.N.A. and millions of years of evolution are telling you that if you jump, you won't hit the ground like a stone you can never really know.

(最初に飛ぶときってどんな気持ちだと思う?つまり、ずっと知っていたたった一つの家であるこの巣を飛び立っていくんだ。きみのDNAや何百年もの進化の歴史がきみは飛べるよって言っていたとしても、石みたいに地面にたたきつけられるかどうかは絶対に分からない)

Relationships are like that.You give someone your heart to look after and you tell yourself that you're safe, but you never know if today or tomorrow is gonna be the day that they drop it like a stone.

(人と人との関係も同じだよ。きみは気を配ってもらおうときみの心を誰かに預けて、自分自身に大丈夫だって言う。でも今日か明日が、彼らがそれを石みたいに落としてしまう日になるかどうかきみは決して知らないんだ)

Kurt, I'm really, really, really sorry.

(カート、本当に本当に本当にごめん)

I get what happened.Okay? The way that I was talking about the showcase- Th-There's no way that I would have been cool with not being in it. I would have lied to me too.

(何が起こったか分かったよ。OK? 僕がショーについて話していた時の態度…。もし出られないって知ったらクールでいるなんて無理だった。僕だって僕に嘘をついただろう)

I don't understand.If you're not mad at me, then where are you going with all this flying stuff?

(分からないよ。もしきみが僕に怒っていないのなら、この飛ぶものの話は全部何を意味してるの?)

Oh, no, I-I was mad.But then I realized that trust is a choice.

(違う、僕は怒ってたよ。でも、信頼は選択だって気付いたんだ)

Every day, we're gonna roll out of bed and send each other into the world just trusting that we have each other's backs.

(毎日、僕たちはベッドから出て、お互い支え合ってるって信じながらお互いを世界へ送り出す)

And we will slip up, and-and we will be scared.But I choose to trust and to love you through everything.

(そして僕たちは失敗するだろうし、恐れるだろう。でも僕は何があってもきみを信じて愛すると決めたよ)

Thank you.Thank you.Thank you.Thank you.Thank you.

(ありがとう)

Oh, I love you so much.I-I mean what I said about the showcase. Either we fly together, or we don't fly at all.

(ああ、僕はとてもきみを愛してる。そして、僕はショーのことを言うよ。僕たちは一緒に飛ぶか全然飛ばないかどっちかだよ)

I am very happy for you.And I'm very excited the world gets to see you spread your wings.Now it's your turn to fly.

(僕はきみのためにとても喜んでるよ。そしてきみが羽を広げるところを世界が見るのを楽しみにしてる。今はきみが飛ぶ番なんだ)

Thank you.I don't know if it's all this bird talk, but - I'm getting a little turned on.

(ありがとう。これは鳥の話をしたからかどうか分からないんだけど、でも、僕は少し興奮してるよ)

Let's go inside.

(中に入ろう)

Hey, hey, hey.I'm the luckiest guy in the world.

(ねえ、僕は世界一ラッキーな男だ)

Yeah, pretty much.

(ああ、本当だね)

 

 

「American Boy」の前↓

And so I'd like to use that passion to pick my last song.

(そして、だから僕は最後の曲を選ぶのにその情熱を使いたい)

Because there is nothing I am more passionate about than my fiance.

(なぜなら、僕が婚約者以上に情熱的になれるものは何もないから)

So, um, Kurt, would you like to sing this last duet with me?

(だから、その、カート、この最後のデュエットを僕と歌ってくれる?)

If you all came here to get to know me tonight there's no better way than seeing me with my one true love.

(もしあなた方皆が今夜僕を知るためにここに来てくれたなら、僕が真実の愛と共にあることを見てもらうよりもいい方法はありません)