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04x02 - Nautilus 感想

 POI感想の注意書きです。

yuifall.hatenablog.com

 これはS2のケイレブ君のエピソード(2πR)をやりきれなくした感じですね…。今度出てくる天才少女はクレアです。

 この「オウムガイ」というゲームですが、実際に2012年の1月から行われているCicada 3301 という謎のゲームがモデルだとか(Cicada はセミ)。そういえばドラマ「エレメンタリー」でも同じような数学パズルゲームを解いていて事件に巻き込まれる回あったなぁ。頭いい人たちのゲームって憧れるよね…。ついていけないけどさ…。

 

 冒頭、謎の場所(新しい拠点)の電気工事をしていると思しきフィンチのところにリースからメールが。「夜食どう?」だってさ。フィンチの電気工事萌えた。大学時代とかこういうことよくやってたんだろうなー。てか、S2のHigh Road(郊外の話)でも普通に現場の人やってたし、手を動かすのも得意っぽいですよね。

 あとはリースの夜食のお誘いに特に疑問を抱かず会いに行くあたり、この2人は仕事を離れたところでも交流あるんだなーってのが垣間見えてよかったです。だってもし仕事上でしか付き合いなかったら、誘われた時点で真っ先に「番号か?」って警戒するよね。普通に食事に行って、リースが来られないことになって「その店に対象者がいる」って言われてから「このために呼んだのか?」ってなるということは、別に仕事じゃなくてもプライベートで食事とか行く仲だったんだと。

 

 この回はリース&フィンチとルート&ショウが熱いですね♡強盗やってるショウのところにやってくるルート。銃を突き付けられ、

 

Kiss kiss to you too.

あなたにもキスを

 

と言って微笑みます。吹替では「銃よりキスでしょ」になってたね。ショウに話しかける時のルートの語尾、全部に♡ついてそうでかわいい。

 「平凡な人間に見せかけるための偽装なのになぜ」と尋ねるショウに、「なぜ犯罪者なのかって?だって犯罪者は平凡よ。どこの街にもいるわ」とルート。「2つだけアドバイスがあるの。まず1つ目、捕まらないで」「捕まるわけない。あたしを誰だと思ってんの」「2つ目はそれ。腕が立ちすぎると目立つわ。Bプラスでいいの」って会話が面白かった。対象者の少女が成績全部4.0(最高)であるのと対比しているのだろうか。2人のこういう会話好きです。

 

 フィンチは天才少女の危険を放っておくことができず、彼女が参加している謎のゲームに加わることに。最初の暗号はモブ学生と話している最中に解くのですが、このシーン笑える。モブ学生が「数学なんて最悪。計算とか」と言うのを聞いて「そうか、これは電話番号じゃない」と3桁×3桁×4桁の掛け算を即座に暗算。かっこいい…。頭が切れる人が好きなのでほんとたまんないです。でGPS座標を特定し、話している学生を適当にあしらって現地に向かいます。

 そこでクレアに会うのですが、尾行してきたと勘違いされて銃を向けられます。撃たれはしなかったのですが、クレアがギャングの車を撃ってフィンチのせいにして逃げたため、フィンチ大ピンチ。そこに駆けつけて来たのはいつものごとくリース(笑)。S1でもこういうシーンあったなー。「NY市警だ」っつって逮捕するふりして保護しますが、この時の会話面白いです。

 

NYPD, Detective Riley.

NYPDのライリー刑事だ

This man I wanted in conjunction with a case of mine.

この男は俺のケースに関連があるので探していた

I'll take him into custody.

俺が彼を逮捕する

Like hell you will.

そうしろよ

What about my window?

俺の窓はどうなる?

I'm sure this gentleman will be happy to pay for it.

この紳士がそのために快くお金を払ってくれるだろう

Won't he?

そうだよな?

We'll take that.

これは持っていく

That should cover it.

これで足りるだろう

Book him, Detective.

逮捕しろよ、刑事さん

Need I remind you that under our newfound oversight, my income is no longer unlimited.

我々の新しい監視下においては、私の収入はもはや無尽蔵ではないことを君に思い出させなくてはならないようだ

But I do appreciate your timing.

だが君のタイミングには感謝するよ

For what it's worth, Claire seems to think she's playing a game.

悪いことに、クレアは自分がゲームをしていると思っているようだ

I can't tell if it's real or if it's just in her mind.

それが現実のことなのか、彼女の頭の中でだけなのかは区別できない

Sounds like you're working this number after all.

つまり結局あんたはこの番号のために動いているようだな

I'm working a puzzle, John.

私はパズルを解いているんだ、ジョン

That's all she is, a puzzle?

つまりそれが彼女のしてることだろ、パズルが

A puzzle that doesn't want my help, or anyone else's for that matter.

パズルを解くのに私や、他の誰の助けもいらないよ

I suggest that we heed her advice and leave this one alone.

彼女の忠告を受け入れて、この件から手を引くべきではないか

What are you doing?

君は何をしている?

Detective Riley promised those guys he'd arrest you.

ライリー刑事はあいつらとあんたを逮捕するって約束したろ

Don't want to get flagged for suspicious behavior.

逮捕しない方が怪しい言動だ

Our covers come first, remember?

俺たちの身分が第一だろ、忘れたか?

Oh, dear.

参ったな

 

 フィンチが危険な時、即座に駆けつけてくるリース君。いつから尾行してたんですかね?てか、またしても盗聴してんの??サマリタンに聞こえない回線Getして早速Always盗聴ライフの再開ということですか?後で車の中で会話する時「彼女はあんたに銃を向けたぞ、ハロルド」って言ってるのでその辺からはすでに現場にいたと思われます。もしちょっとでも撃つそぶり見せてたらクレアの膝に穴が開いていた…かもしれないけど、そういえばリースが女性を撃つシーンってあんまり記憶にないな。

 フィンチの資金があまり多くないってのも笑えるのですが似合わない…。大学教授の給料どのくらいかなー。日本の国立大だとだいたい1000万くらいですよね。客員教授とはいえNYだからそれなりにあるのかな。研究予算900万ドルついてるわけだし。フィンチは普通に投資とかで稼げそうだけど、目立たないように控えてんのか?あとリース、次回「高級スーツの人」呼ばわりされてましたが、そのスーツ代はどこから出てんの??

 最終的にフィンチを逮捕するリースが嬉しそうで笑えます。また我々は何らかのプレイを見せられているとしか思えないのですが…。後ろ手とかじゃなくて前に、優しく手錠嵌めて手を添えてあげたりしてさ。逮捕っていうより保護?エスコート?その後フィンチがクレアの担当教官と電話している間も手錠は外してあげず、

 

Could we dispense with the formalities, do you think?

この手続きを省いてくれてもいいのでは?

(意訳:手錠を外してほしい、ですが、字幕では「逮捕ごっこは終わりにしないか」になっていて笑った)

 

と言われるまでそのまま。外す時もしぶしぶ「身分が大事って言うから…」みたいな感じで笑う。そんなにフィンチに手錠はめてたかった??このシーン、フィンチに手錠するリースが嬉しそうすぎて優しすぎて何度も見てしまう(笑)。

 

 どんどんクレアに入れ込んでいくフィンチ。「復帰だな」と言うリースに「クレアは例外だ」と答えますが、「例外は「いつも」になるさ。特にあんたが対象者を名前で呼ぶときは」と返すリース。いつもは名字にさん付けだもんね。やっぱりリースは軍人や元軍人、フィンチはIT分野の天才に入れ込む傾向があるような気がする。そういうとこ好きです。

 フィンチはクレアを守ろうと何度も接触しますが、クレアには自分の後をつけてゲームに勝とうとしていると思われてうまく説得できません。フィンチはショウと一緒にゲームの主催者を探り、彼女に迫る脅威が何なのか特定しようとします。

 

Oh, dear.

大変だ

What's going on?

どうしたの?

I'm tracing this email, but something just hacked back with incredible force.

私はこのメールを追跡しているが、途方もない何らかの力がハッキングし返してきた

My hard drive's being torn apart.

ハードドライブがめちゃくちゃになっている

They're tracing our location!

彼らは我々の居場所を追跡している

What are you gonna do?

どうする?

Drive.

逃げろ

 

The PMCs are making their move. I'm heading in.

PMCが動く。突入するぞ

No, John, you can't interfere.

だめだ、ジョン。干渉するな

I just lost control of my computer to a brute-force attack so swift and surgical, there can only be one source behind it, and I have no doubt the same entity created the game.

私のコンピューターは今まさに非常に素早くて精密な総当たり攻撃を受け、制御を失った。ある一つの勢力がその裏にあり、それこそがこのゲームの主催者だと確信している

So? We've gone up against hackers before.

だから?俺たちは前にもハッカーと戦っただろう

You don't understand, Mr. Reese.

君は分かっていないよ、リース君

The creator of the game isn't a hacker.

このゲームの主催者はハッカーではない

It isn't even human.

人間ですらない

It's Samaritan.

サマリタンだ

Claire's in danger, Harold.

クレアは危険に晒されている、ハロルド

She may be playing Samaritan's game, but we still got to help her.

彼女はサマリタンのゲームをプレイしているかもしれないが、俺たちはそれでも彼女を救わなければ

No, Claire's every move is being watched by 1,000 digital eyes.

だめだ、クレアの一挙手一投足は1000のデジタルな目に見られている

These guys aren't Samaritan operatives-- they're military.

奴らはサマリタンの工作員じゃない。軍人だ

It doesn't matter, John.

それは問題じゃない、ジョン

Until I can understand Samaritan's intent with the game and what it wants with Claire, I won't have you risking your life and Sameen's.

このゲームにおけるサマリタンの意図とそれがクレアに何を望んでいるのかを理解するまで、私は君に、君とサミーンの命を危険に晒してほしくない

Damn it, Harold, it is still my job to save people.

クソったれ、ハロルド、人助けはまだ俺の仕事だぞ

Don't let your frustration with me affect your judgment.

私に対する不満を判断に影響させないでくれ

He's gonna let his frustration with you affect his judgment.

彼はあなたに対する不満を判断に影響させるでしょうね

I'll take it from here.

この先は俺がやる

 

 なんでサマリタンだと確信できたんだろうか…。フィンチにこんな攻撃を仕掛けられるのはサマリタンだけってこと?この後リースは一人でクレアの身を守りますが、敵に攻撃を仕掛けてもサマリタンの検知が「警察に取り押さえられた」みたいに表示されて全然疑われないので、マシンのカバーアイデンティティすごいなって思いました(笑)。ショウは強盗だからそっちも疑われにくいのか。ってことはリースは表で、ショウは裏で実働部隊やる感じになるのかな?

 

 フィンチはサマリタンの意図についてルートに?マシンに?相談します。

 

She's a chess grand master who's defeated three separate AIs.

彼女はチェスのグランドマスターで、3台の別々のAIに打ち勝った

She'll walk right out in traffic to break a code.

彼女は暗号を解くためなら何でもするだろう

She's fearless, and she has nothing left to lose.

彼女は恐れを知らず、失うものはない

Funny, take away the chess, I could've sworn you were describing someone else.

面白いわ、チェスを除けば、あなたは誰か違う人について語っているみたい

You.

君だね

You want to know why Samaritan wants Claire?

なぜサマリタンがクレアを欲しいのか知りたいのね

Because she'll do anything it asks, no questions.

なぜなら、彼女はそれが望むことに疑問を抱かず、何でもするからよ

Frightening thought.

ぞっとする考えだ

And now you're trying to figure out if you can risk compromising your carefully crafted cover identity to help save poor Claire.

そして今、あなたは考えてる。あなたの慎重に作られた偽の身分を、かわいそうなクレアを助けるためにリスクにさらすかどうか…

Or step aside so that we stay alive to help others.

もしくは他の人たちを助けるために生きのびなくてはならないから、彼女のことは置いておくかどうか

You really want me to ask the machine, Harold?

あなたは本当に、マシンに聞いてほしいの?ハロルド

You know what she's gonna say.

あなたは彼女が何て言うか分かってるでしょ

No, what's that?

いや、どういうことだ?

What you taught her...

あなたが彼女に教えたんじゃない…

That humans must make their own choices.

人間は自分で決断しなくてはならないと

You have to figure it out yourself.

自分で考えて

 

 クレアはかつてのルートそのものです。頭がよく、恐れるものも失うものもなく、マシンを盲目的に信じ、指示されれば疑問を持たず従う。でもルートには失うものができて、恐れるものもできて、「人間は自分の意思で決めるべき」「人を助けろ」というマシンはあまり理不尽な指示もしないので今はかつてのルートではなくなっています。

 フィンチは悩みます。クレアは自分を拉致した時のルートと同じような存在。サマリタンのゲームを解くために、銃を買って車を襲い、民間企業をハッキングしてデータを盗み出している。このまま放っておくと傭兵集団に殺されるだろう。でも助けると、自分たちがサマリタンの監視下にさらされる。更には、サマリタンのためなら何でもする人物を救うことにもなりかねない。サマリタンに「ルート」を与えてもいいのか?

 

 マシンは一体、どうして彼女の番号を出したんでしょうね。もともとS1S2ではマシンは「無用」番号全員を出してきていると思っていたのですが、それこそマコート議員のあたりから何か人選んでない??って感じになってきて、前回マシンチームにとって役に立つからアリの番号が出たっぽい感じでS4が始まったので、ほんとに全員の番号出してんのか??って疑問があります。

 クレアは、助かってかつ仲間になればラッキーですけど助けてもサマリタンにつけば脅威だし、一方で無視して殺されてしまえばサマリタンのエージェントにはならないわけで、ある意味マシンにとっては諸刃の剣な存在です。どうして出した?わざと?それとも、一度再開したからにはそういう意図なしに全員の番号を出してるの?

 

 リースとショウがクレアの脅威に対処している間に、フィンチは結局彼女に接触します。説得を試みるのですが、このゲームを解くことにだけ「意味」を見出しているクレアには届かない。「ここに残ってほしい、君を守りたい」というフィンチを置いてクレアは最後のパズルを解き、「私があなたを守ろう」とメッセージを出して追手を排除したサマリタンの「資産」になってしまいます。結局は、サマリタンに「ルート」を与える結果になってしまったことになる。

 クレアがサマリタンの「資産」になってしまうシーン、映像と音楽が美しくて、切ないのですがとても好きです。この時のPortisheadのRoads、好きになってしょっちゅう聴いてる。

yuifall.hatenablog.com

 クレアに説得が届かなかったフィンチをリースは気遣います。展望台から去っていくフィンチを気づかわしげに見つめ、あとのシーンでも巻き込んだことを謝ります。

 

Whatever fate was waiting for her at the end of the game, it must have found her.

このゲームの最後にどんな運命が彼女を待っていたとしても、それは彼女を探し出したに違いない

I'm sorry, Harold.

すまない、ハロルド

I never should have dragged you back into this.

これにあんたを引きずり込むべきじゃなかった

I appreciate your concern, John, but just as Claire has made her choice, I've made mine.

君の気遣いには感謝するが、ジョン、クレアが彼女自身の決断をしたように、私も私自身の決断をした

Follow me.

ついて来てくれ

 

 人間全員を大切にし、命を守ろうとするマシンがルートを変えたのに対し、サマリタンはクレアの命を危険に晒して自分のために利用したことが分かる。しかも彼女はそのことに気付いてすらおらず、サマリタンが自分を守ってくれると思い込んでいる。

 リースはフィンチがクレアを止められなかったことで気落ちしているだろうと思い後悔するのですが、フィンチはおそらく、クレアに説得が届かなかった悲しみよりも、彼女に才能があるからというだけで利用し、何も知らない少女に罪を犯させ、命を危険に晒させたサマリタンへの怒りをおぼえている。そして、サマリタンと戦う決意を固めます。

 

 新しい拠点である地下鉄にリースを案内するフィンチ。

 

Antiques.

骨董品だ

Like us, Harold?

俺たちのようにか、ハロルド?

I suppose they are a bit like us-- living underground, resisting the new age that's trying to make us irrelevant.

確かにこれらは私たちに少し似ているかもしれないね…。地下に生き、我々を無用にしようとする新しい時代に抵抗している

And like us, they still work.

そして我々のように、まだ動くだろう

How did you find this place?

どうやってここを見つけたんだ?

We may have underestimated Samaritan, but Samaritan has underestimated the machine.

我々はサマリタンを過小評価していたかもしれないが、サマリタンもマシンを過小評価していた

It led me here to help us fight back.

マシンが私をここに導いた。反撃を手伝うために

And by tapping into underground fibers and spoofing half of the web addresses on the West Side, I created--

地下のファイバーに入り込み、ウェストサイドのウェブアドレスの半数に成り済ますことで、私は作った…

A secure way to get online?

安全にオンラインにする方法を?

This is a new base of operations.

ここが新しい活動拠点だ

A safe haven.

セーフヘヴンだよ

I'd originally intended it for you and Miss Shaw, but in light of recent developments--

私はもともとこれを君とショウさんのためにと思ったのだが、最近の展開に照らせば…

Finch, are you telling me you're--

フィンチ、つまりあんたは…

Back?

復帰するの?

I see you deciphered my byzantine directions.

私の複雑な方向案内を解読したようだね

You are back, aren't you, Harold?

復帰なのね、そうでしょ、ハロルド?

Or did you invite us down here for decorating tips?

そうじゃなきゃ、あたしたちを内装の相談に呼んだってわけ?

The truth is, I couldn't stand by and watch my friends risking everything doing work that I myself began.

真実は、つまり、私自身が元々始めた仕事を私の友人がすることで全てを危険に晒しているのをただ横に立って眺めていることはできないということだ

We're not just fighting for people's lives anymore.

もはや、人々の命のためだけに戦うのではない

If we lose and Samaritan wins, the world as we know it will vanish, and no one will even notice it until it's far too late.

もし我々が負けてサマリタンが勝てば、我々が知っている世界は消え失せるだろう、そしてそれが完全に手遅れになるまで誰もそれに気づきすらしないだろう

So we push back.

だから戦わなくては

Indeed, and we do it together.

本当に、力を合わせて一緒にそれをやらなくては

Glad to know that you have our backs, Harold.

俺たちの背中にあんたがいてくれるのを知って嬉しいよ、ハロルド

Many thanks, John.

いつもありがとう、ジョン

But we haven't time for pleasantries.

だが喜び合っている暇はない

We have to get to work.

仕事をしなくては

 

 ここがチームの拠点になるわけなんですが、最初「アンティークだ」とフィンチが言って「俺たちのようにか」ってリースが聞いた時、この「俺たち」というのは、ルートが言った仲間5人全員のことではなく、リースとフィンチの2人のことだと思いました。ルートとショウは「骨董品」と言うには若すぎるし、ファスコは地下に生きているわけじゃない。

 

 このドラマは2001年のテロ事件がきっかけで全てが始まっていて、2001年の時点ですでに大人で、すでに「何者か」だった2人がそこをターニングポイントとして生き方を変え、運命が重なっていく…、という物語だと私は思っています。何者でもなかった若者の成長物語ではなく。だからこそ主人公の2人は40代以上の年代に設定されたんだと思うし、ここで「アンティーク」「俺たちみたいだ」というのは死後の世界を生きているこの2人のことだと思いました。まあショウも死後の世界を生きてるっちゃそうなんですけどショウはやっぱり2001年に人生が変わったわけじゃないから。

 

 とにかく2話目にしてフィンチ完全復帰、拠点も確保です。次は資金ゲット回ですね!

 

POI:クレア・マホニー(被害者)

本編:2014年9月(Wikiには18日と書いてありましたが、日付発見できずでした)

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