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S5x13;New Directions 感想

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yuifall.hatenablog.com

 とにかく「Don't Stop Believin'」よかったよ…。フィンのとこ誰が歌うんだろうと思ってたら男声のカートが出てきて、それを見てシュー先生が笑ってて、泣きそうになった。シュー先生も、というかみんな、フィンの不在を気にしてたはずだから…。この時のカートの歌声すごく好きです。「Defying Gravity」と全然違う声で痺れるよ…。最初は初期メンバーで、2番からは先生も含めて後期メンバーで、っていう構成もよかったです。初期メンバー、特に最初の5人でいるの見ると胸がじーんとする。特別な絆がある気がします。

 

 あとはカートとメルセデスの歌も好き!この歌がレイチェルの心を動かしたんだよね。やっぱり、レイチェル、メルセデス、カートの3人はライバルだけど親友だからだと思う。よく3人で女子会してたし。サンタナの心を動かすのはブリトニーで、なんやかんや言ってもサンタナの親友はブリトニーなんだよね。サンタナは「ブリは恋人だから友達じゃない」って言ってたけど、「恋人の時もそうじゃない時もずっと親友だよ」ってブリトニーは言ってたもん。親友同士の働きかけで2人の心がほどけて、2人が再びデュエット歌って仲直りして、カートとメルセデスが抱き合うシーン大好きです。相変わらずポテトのことでケンカしてんのは笑えるけど…。

 NYでの男の子っぽくて保守的なカートも好きなんだけど、高校で女の子と楽しそうにしてるカートを見ると何だかほっとするよ。カートとブレインの関係も、S5後半の2人の気持ちには共感することもあるしS5最終話とか好きだけど、その一方でぶっちゃけあそこまで掘り下げなくてもよかったとも思うんですよ…。カートが姉さん女房化してるのはいいとして、どんどんブレインに甘えられなくなってるのもよくないわ…。どんなに力関係が逆転しても、どこかで逃げ道残しといてあげないと男はつらいでしょう。男同士だから分からんのかな。それともやっぱり若すぎて2人ともいっぱいいっぱいだからかな。どうせ高校時代の恋の話なんだからBrittana並みに適当に綺麗にまとめときゃいいのにさ…。

 Brittanaはちょっと雑過ぎるけどまあビジュアル的に麗しいしいいじゃん!ってくらいだもんな…。それこそままごとっぽいし。百合って、向こうでもレズビアンは百合なの?それとも日本語の言い方が輸入なの?

 

 ティナの妄想シーン笑えた(笑)。この人、入れ替わりの回といい今回といい面白いな。あれって最初は知らなかったのですが、往年の人気ドラマ「FRIENDS」のパロディなんですね!見たことないんだけどどのくらいパロディな雰囲気なんだろう?レイチェルの髪型がレイチェルなのは確認した(ってかレイチェルの名前の由来そこみたいですね…)。ブレインとカートが冒頭から激しくいちゃついてて、ティナの中で2人はこうなってんの?って笑えました。意味なく胸隠してるし(笑)。そんでサムが相変わらずかわええわ。脱ぎキャラ確立してんな。

 

 「Loser Like Me」はこの4人バージョンの方が正直好きかもしれません。耳に優しく聴きやすい。でもブレインもサムもLoser感弱いよな。サムは当てなくNY行くからLoserなんかな。ブレインは散々いじられつつも顔はかっこいいし歌はうまいし婚約しててNYADA合格していじめにもあってないしLoser感ないですね。アーティも今となっては車椅子なだけで特にLoser感ないですね…。

 

 シュー先生へのメッセージはまあぶっちゃけ先生にそれほど思い入れないんで、あー、泣くとこねーとか思ったくらいでしたが、カートが娘妄想話始めたのは笑った。こういうとこ好きなのにー!結婚とか娘とか老後とかに夢見がちな子はどこへ行ってしまったんだろう…。ライマでは夢見がちな子だったのにNYではリアリスト過ぎんだよな。

 ほんとここ自分の中でも葛藤があって、NYのカート見てると、偏見だらけの田舎を離れて男らしいところも出せる自然体の自分でいられてよかったねって思う反面、夢見がちで恋人にかわいく甘えて女子会してた子はどこ行っちゃったの?って思う時も…。全体としてNY編はシリアス過ぎてよくないと思います。卒業式はよかったです。

 

 この回リアタイで見てたらこの後どうなっちゃうんだって思っただろうな…。消えた2年生がかわいそうや…。そんでNY行ったら高校時代のわちゃわちゃじゃ済まない世界になっちゃうよなー、そりゃ。恋人関係もくっついた別れたじゃ済まなくなってくるしさ…。