邦楽歌詞感想の注意書きです。
シャルル (バルーン ft. v flower) 2017年
作詞作曲:バルーン(須田景凪)
恋と飾って飾って静かな方へ
汚れきった言葉を今 今 今
「此処には誰もいない」「ええ、そうね」
混ざって 混ざって二人の果て
譲り合って何もないな 否 否
痛みだって教えて
「愛を謳って雲の上」「語って夜の群れ」「混ざって二人の果て」って、言葉のセンスいいですよね。特に「夜の群れ」が好きで、MVも夜が群れててとてもセンスいいです。
「そうやって昨日のことも消してしまう」「今日だって互いのことを忘れていく」みたいな歌詞、ほんとツボなんですよね。OK (meg)の「想い出はいつのまにか通りすぎるように 忘れていくけどどんな君も」とか、とても好きで。小説でも記憶違いで人の証言が食い違ってく話が好きだし、大事なことも忘れてしまうんだよなぁ、と思います。
ボカロ曲って普段聴かないのですが、けっこういいですね。YoutubeでVaundyが歌ってるバージョンあったのですがそれもすごいかっこよかった。本人のセルフカバーは、うまいんですけどちょっと声小さくて聞きづら…。あれ何でなの?声の大きさなんてデジタルでいかようにでも調整できるだろ…。
しかし、「此処には誰もいない」とか「哂い合ってさよなら」の漢字の使い方はダサいなー、平成中期かよ…と思ったのですが、時を越えて令和の若者たちの中二心にも刺さるんでしょうか。椎名林檎を通ってきた身としては何とも言えぬ。
混ざっても何もないよね夜の果て 昨日のことも消して笑って (yuifall)