いろいろ感想を書いてみるブログ

短歌と洋楽和訳メインのブログで、海外ドラマ感想もあります

読書日記 2025年10月8-14日

2025年10月8-14日

P・Gウッドハウス森村たまき訳)『ジーヴスの帰還』

P・Gウッドハウス森村たまき訳)『がんばれ、ジーヴス』

P・Gウッドハウス森村たまき訳)『お呼びだ、ジーヴス』

 

以下コメント・ネタバレあり

P・Gウッドハウス森村たまき訳)『ジーヴスの帰還』

 徐々にサー・ロデリック・グロソップと仲良くなっていくのが面白すぎます。今回は以前バーティーが恋していた自由奔放すぎる赤毛娘、ボビーとその彼氏でバーティーの親友のキッパー、バーティーとキッパーがかつて通っていた学校の校長であるアップジョンの娘フィリスとその彼氏候補で億万長者の息子ウィルバートが登場します。珍しくバーティーが恋愛沙汰には巻き込まれない回ですが、ボビーやらダリア叔母さんやらに散々振り回されジーヴスにひどいことされて丸く収まるのはだいたい同じパターンですね。

 

P・Gウッドハウス森村たまき訳)『がんばれ、ジーヴス』

 今まで散々バーティーを振り回してきた常連のガッシー&マデラインカップルがついに破局しました。破局しちゃうんだ…。ビンゴは結婚して終わったので破局オチは意外でしたが、フローレンスも破局してるしまあそういうこともあるか。割れ鍋に綴じ蓋って感じのカップルでしたけどね。ガッシーはアメリカ大富豪の娘でありながらコックとして自活するエメラルドと駆け落ちし、マデラインは彼女を幼いころから一心に愛し続けたロデリックとくっつき、あとはステファニー&スティンカーカップルも登場してなんとなくうまいことおさまります。

 

P・Gウッドハウス森村たまき訳)『お呼びだ、ジーヴス』

 これはバーティー不在の回で、バーティーがいない間ジーヴスが他の人間に仕え、しかもその主人と2人で詐欺行為を働くというはちゃめちゃな話。訳者あとがきによれば、これは舞台の脚本を小説化したいわゆるスピンオフ的な作品らしく、「ジーヴスが自分の役を舞台の上で演じている田舎芝居をバーティーが目の前で見ていると思って読む方が面白い」とのこと。確かにそうかもしれません。

 

 これで「ウースター&ジーヴスシリーズ」のうち電子書籍で買った12冊を全部読み終えました。あらすじにしちゃうとだいたいどれも同じなのでとても感想書きにくいのですが、細部が面白すぎるのでおすすめです。楽しかったです。ジェーン・オースティン読んでた時は働かない貴族の男女の恋愛話とかつまんねーと思っていましたが、働かない貴族の男女の恋愛話ばかりなのに楽しめました。