書肆侃侃房 出版 東直子・佐藤弓生・千葉聡編著 「短歌タイムカプセル」 感想の注意書きです。
香川ヒサ
洪水のはじまりとして一粒の雨が誰かをすでに打つたか
一粒の雨に当たった時、それが洪水の始まりなのかただの雨なのかなんて誰にも分からないですよね。江戸雪の感想の時も書きましたが、今回のコロナウイルス感染症の色々について詠まれた歌ではないんですけど、今の状況に重ね合わせて読んでもぴったりだなぁ、となんだかちょっと感動してしまった。報道でも最初は中国の地方都市?で何か肺炎らしい、とか言ってたくらいだったのに、雨だと思っている間に洪水になってしまったような感じですよね。
できごとを満載したる朝刊はきつちりたためばきれいに片付く
みたいに、この騒ぎもごたごたもいつか収束するといいですけど。きっとしばらくかかるんだろうな。
しかし、ようやくカ行に入りました。頭文字「お」の層が厚すぎますね(笑)。
立ち止まる「早く終われ」とオレンジの文字で書かれたホワイトボード (yuifall)